5号館を出て

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我が家のエネルギー政策

 現在、我が家で使っている主なエネルギーは、電気・プロパンガス・灯油です。値段的には、暖房に使う量が膨大なので冬期の灯油代が圧倒的な感じですが、夏場は給湯とお風呂・シャワーだけなので、灯油の消費は激減します。

 下の写真は我が家ではありませんが、我が家でもこの写真のお宅と同じように、この写真では下の方にある温水による集中暖房用のボイラーと、上の方にある給湯用の小型ボイラーの2台を使っています。(写真はこちらから拝借しました。)
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 北海道の家庭としては、これはまあ平均的なものだと思います。

 プロパンガスは料理専用で、月々のガス消費量は微々たるものです。
我が家のエネルギー政策_c0025115_19442413.jpg
 ほぼこれと同等機種のガスレンジを、毎日料理に使っています。

 そして、電気ですがテレビと電子レンジ、電気釜それにもちろん照明用の電気、それに若干のコンピューターの使用が主なものです。夕食時などはちょっとたくさん電気を使いますが、前にも書いたように30アンペアの容量をほぼいつも持て余し気味なので、20アンペアあるいは場合によっては15アンペアくらいで暮らすことも不可能ではなさそうに思えます。

 毎時15アンペアということは、100ボルトですから1500ワット(でいいのかな?)。これくらいなら、灯油やプロパンガスで家庭で発電することも可能ではないかと思えます。(専門家の方、どうでしょうか。)もちろん、今よりもエネルギー代が必要になるかもしれませんし、地球を炭酸ガス汚染させると言われるとそのとおりだとは思いますが、少なくとも今我が国で起こっている原発事故が永久になくなるのだと考えたら、税金が上がったのと同じ気分であきらめがつきそうです。

 というわけで、灯油やプロパンを使って家庭で発電できないかと調べてみると、コージェネレーションシステムというものがあるようです。いろんなやり方があるようですが、この写真のような設備で間に合うのならサイズ的には今とそうかわりません。
我が家のエネルギー政策_c0025115_19544153.jpg
 上下の図は10年くらい前の大阪ガスのプレスリリースからお借りしたものですから、今でももっと効率の良いシステムができているはずと期待してしまいます。
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 要するに今は熱源としてしか使っていないガスや灯油を使って、発電もしてしまうということのようです。

 いろいろと問題点はあるのかもしれませんが、原発よりも悪いシステムなどこの世に存在しないと思える今日この頃です。

 本気で開発していただければ、我々消費者も本気で使うことを考えさせてもらいたいと思います。
Commented by トホの養母 at 2011-06-17 01:15 x
東電管内では、アンペアを下げている世帯が急増しているようです。
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060401000701.html

でも、ここでご紹介くださった発電もできるシステムを導入しできたら、さらにいいでしょうね。

夫の母国オーストリアでは、小さな自治体ごとにエネルギーの自給自足の試みが密かなブームのようです。
日本でも、57の自治体がエネルギーを自給自足しているそうです。
http://sustainable-zone.org/
そのうちの26の自治体が食料自給率も100%を超えているとのこと、なんだか嬉しくなる記事を見つけました。
Commented by stochinai at 2011-06-17 13:14
 なんとなく絶望なのかと思ったりもしていましたが、ひそかに日本と日本人が変わりつつあるのかもしれませんね。嬉しい情報をありがとうございました。
by stochinai | 2011-06-14 20:03 | 科学一般 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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