ロイヤル・カーの車列に止められる

　今日は毎年恒例の旧盛岡藩士桑田の北海道支部総会です。私が父から社員を承継してから支部の役員をやっているので，総会の開始は10時半からなのですが，ちょっと早めに会場へ行くために9時ちょっと過ぎに家を出て，9時30分頃に札幌の北区と東区の境界にもなっている石狩街道に差し掛かった時に，東西方向の信号が赤になったままのところに出くわしてしまいました。
　道路の向こう岸には妙にたくさんの人がいるのがちょっと変です。
　そういえば，数日前に交通規制のことが話題になっていました。道警のホームページにも出ていました。
　今になって見ても遅すぎるのですが，なるほど確かに9月11日（日）9：00～10：00と書いてあります。

　それほど切羽詰まった交通規制でもなく，部活に行く小学生などは通してもらっているので，緊急の案件をかかえていれば通して貰えそうですが，警備のおまわりさんに聞いてみると，あと5分くらいで天皇陛下が通り抜け，その直後に規制は解除になるので我慢してもらえないだろうか，ということだったので見学ついでに待つことにしました。

　5分たってもまだ来なかったので，なんとなくそこらの写真を撮ったりしていたのですが，こんなおもしろいものが写っていました。
　何かを加えて飛ぶカラスです。天皇陛下を待っている人たちも，思わずカラスに注目していたようです。

　予定を5分ほど過ぎた9時40分頃，ロイヤル・カーが通り過ぎました。
　思い返せば，小学校の頃昭和天皇が通過するのを生徒全員が動員されて見送ったことがあります。その時，私はこの近くの北九条小学校の5年生くらいだったと記憶しています。

　気になって調べてみると，森林総研北海道支所の年報に書いてありました。「1961年（昭36）5月　千歳国有林において植樹祭が行われる。昭和天皇・皇后陛下が支場に行幸された。」間違いなく，これですね。私の記憶も確かなことがありました（笑）。そういえば，今回の天皇も昨日，森林総研を訪問されているようで，天皇家と森林総研は深い関係があるのかもしれません。

　上の写真では後ろの席の左側に天皇陛下が乗っておられるはずですが，ちらりと見えるメガネが陛下のものかもしれませんが，確認できませんでした。

　このあと，バスなどがぞろぞろと続きましたが，それらが通り過ぎた後は比較的速やかに規制は解除され，私もかろうじて10時には会場の道庁そばのホテルにたどり着くことができました。

　桑田の会に関しては，如何にして承継していくかということが常に問題となっているのですが，NHKが大河ドラマでもやってくれれば，一発で急激な問題解決が望めるというのが奥の手です。そのためには魅力的なシナリオを書いてくれる人さえいればなんとかなるのですが，どなたか挑んでくれないでしょうか。

　間違いなくネタはゴロゴロしているのですが・・・。