2011年 09月 18日
デジタル・マガジン
大学ではほとんどすべての学術雑誌をデジタルのpdfファイルで読むようになった今日この頃です。個人的にも定期購読している雑誌があります。昨年,特別号が無料で公開されていて,その直後の特別セールで1年分12冊が12ドルで購読できるという時期があったので申し込んだSmithsonian Magazineです。Zinioというシステムで配本されています。
ダウンロードした本はiPadの中の本棚に蓄積されます。
今月号では,特集記事があるので,表紙もタジ・マハールでした。
さすがに,本格的な電子書籍なので,記事の中に動画へのリンクがあったりします。
これは見開きページなのですが,中央上方に黒い動画ボタンがあるのがわかると思います。クリックすると,全画面を使った見事な動画が始まります。
9月号にはラッコの特集もありました。
こちらは写真集へのリンクがあり,可愛い親子写真や
哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃんの写真などがあります。
動画や写真集は,紙媒体の雑誌には載っていないものですから,せっかくデジタル雑誌にするなら,これくらいのことはやってほしい気がします。
もう一つは,紙の時代から購読を続けているサイエンティフィック・アメリカンです。こちらはアメリカ国内では 年12冊で72%引きになって年間$19.95ですが,国外では30ドルです。でも今なら2千2・3百円です。
和訳された日経サイエンス誌は,1冊が1400円,年間購読しても12冊で15,372円ですから,まったく競争になりません。
残念ながら,こちらはデジタル雑誌といっても単なるpdfファイルによる配本なので,持ち運びやコピーなどには便利なのですが,紙にはない「企画」があるわけではありません。でも,iPadですから,小さなコラムの記事なども拡大して読むことができるのは,老眼の人間にはありがたいものです。
今月号には,先頃ウェブで公開されていた「ニセ科学とは何か」というコラム記事も載っていました。
値段を破格に下げることと,紙にはない企画を盛り込むことで,デジタル雑誌には限りない未来があると思うのですが,残念ながらどうも日本ではそちらへの動きが鈍そうですね。
ダウンロードした本はiPadの中の本棚に蓄積されます。
もう一つは,紙の時代から購読を続けているサイエンティフィック・アメリカンです。こちらはアメリカ国内では 年12冊で72%引きになって年間$19.95ですが,国外では30ドルです。でも今なら2千2・3百円です。
残念ながら,こちらはデジタル雑誌といっても単なるpdfファイルによる配本なので,持ち運びやコピーなどには便利なのですが,紙にはない「企画」があるわけではありません。でも,iPadですから,小さなコラムの記事なども拡大して読むことができるのは,老眼の人間にはありがたいものです。
by stochinai
| 2011-09-18 22:16
| 科学一般
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