5号館を出て

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本の付いた付録を買う

 最近はブランド物の服や袋が付録になっていたり、単独で買うと結構高価な美容器具などが付録に付いたムック本が得られているという話をテレビなどで見聞きしておりましたが、まさか自分がそのカモになるとは思ってもいませんでした。

 が、完全にやられてしまった感じです。

 昔風に言うならば10徳ナイフとか、スイス・アーミーの万能ナイフなどといったものを思い浮かべていただければいいのですが、子供の頃からあの手のものには弱い私でした。

 すでにいくつか持っており、ほとんど使う機会がないことも長い人生で承知してきたはずなのですが、それでもやはり依然として弱いということがわかりました。数日前からネットのあちこちで、これを手に入れたという記事が出始めていたのを見て、ちょっとうらやんでおりました。
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 まさに女性向けの絶対の効き目のない美容器具と同じレベルのものだと思うのですが、完全にやられてしまいました。

 本屋さんにまで出かけて行って買うつもりはまったくなかったのですが、なんと通りかかったコンビニのウィンドウにこの本が並んでいたのです。値段も780円と知っていましたから、まあだまされても笑ってすませられると思うと、まったく躊躇することなくなくレジに並んでしまいました。

 本の中などはまだのぞいてもいませんが、子供の頃の付録を取り出す快感を思い出す瞬間でした。

 自分でも、ほとんど実用品として考えてはいないのだと自覚しています。折りたたむとこんな風になってしまうものの中にいろいろな機能がしまわれているという、その事実とコンパクトにしまわれた美しさに惹かれているのかもしれません。
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 この品の特徴はナイフはついていないものの、ペンチが出てくるところだと思います。
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 これも本格的なペンチとして使ったら、おそらく壊れてしまうだろうと思われるので怖くて使わないと思います。

 他は、よくある組み合わせです。まずは、ハサミ、栓抜き、プラスドライバーです。
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 そして、(爪)ヤスリ、缶切り、マイナスドライバーと、現実の生活ではほとんど使う機会がないか、あるいはどこにでも転がっているものばかりなので、あえてこれらが必要とされることはまずないだろうと思われます。
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 トランスフォーマーのように、これらの機能がカシャカシャと小さな筐体に収まってしまうところと、それが飛び出してきたところのアンバランスな意外性(すでにネタが割れているので、意外でもなんでもないのですが^^;)と、ズシリと重いながらもポケットにも収まる小型であるというところが、まさに男の(子の?)「ペット」なのではないかと、自分でも苦笑しながらも手に入れた満足感を味わっております。

 ナイフがないというところも、なんか平和的でいい感じです。
by stochinai | 2011-10-12 20:21 | 趣味 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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