2011年 10月 13日
クラウドサービスをどうする
昨日、Yahoo!ボックスというクラウドサービスがオープンしました。今や、目移りするくらいたくさんあるクラウドサービスで、大手のYahoo!がまだやっていなかったのか、というのが正直な感想です。

古株のYahoo!ですから、今はほとんど使っていなくても、多くの人はすでにアカウントを持っているのではないでしょうか。
私もほとんど記憶の彼方にいってしまっているアカウントを使ってYahoo!ボックスを開始してみました。こちらからお入りください。
もっとも簡単なのはウェブにログインすることです。これなら、アカウントを持っていさえすれば、すぐにでも使い始められます。

ただ、これだとアップロードやダウンロードという面倒くさい手続きが必要ですが、PCにアプリをダウンロードしておけば、デスクトップ上でウィンドウズを操作するのと同じ感覚でドラグアンドドロップなどができます。

ディレクトリの見た目は、ウェブと同じですから、戸惑うこともないでしょう。
この感覚でディレクトリに入れたものが、クラウドに保存されますので、それをネット越しに、他のPCやノート、iPhoneやiPad、アンドロイド携帯などなどどんなところからでもアクセスできるようになります。
もちろん、同じことは前からあるクラウドサービスのDropboxやSugarSyncなどでもできるのですが、無料のサービスでしのごうとすると、どうしてもサイズの制限が気になるので、いつくかのサービスを併用するということになります。
さて、どのサービスを使ったら良いのかと悩んでいたら、昨日か一昨日タイミング良くクラウドサービスのレビュー記事が出ていました。
クラウドサービスを使おう! 11サービスを比較して、ベストクラウドサービス大賞を発表!
これはもともとは英文記事の翻訳なので、すべて日本の環境で同じように使えるかどうかは不明のところもあるのですが、かなり参考にはなります。こちらが元記事です。
The Best Way to Store Stuff in the Cloud
なかでももっとも参考になるのがこの表です。

無料で使えるクラウドの広さがわかります。
これで見ると、Microsoft SkyDriveが25GBまで無料と、ものすごい太っ腹なことがわかります。ただし、1個のファイルサイズが100Mまでです。100Mもあれば十分なことが多いのですが、容量が25GBもあると、数百MBとか場合によっては数GBのファイルを送りたくなるのもまた事実です。
その点、Googleは1GB、アマゾンやSugarSyncは最大ファイルサイズが2GB、Dropboxは無制限となかなか強敵が多いです。そんな中で、iCloudは25MBと信じられないくらいの小ささです。これでははっきり言って、使う目的が限られてしまいますね。
無料ファイル空間も最近は5GBくらいは普通ですし、Dropboxは基本は2GBですが、紹介したお友達が登録してくれると容量が増えるというサービスもあり、私は現在7GBにまで拡張してもらっていますので、もっとも良く使っているのがDropboxです。
新しいサービスが始まると、無料ならばとりあえず使ってみるのが私の性ですが、アップロード・ダウンロードの速度はサービスの種類だけではなく、さまざまな状態でずいぶんと異なるものであることがわかります。そして、クラウドサービスでもっとも注意しなければならないのは、アップロードしたと信じていたものが実はバックグラウンドでアップロード中のうちに、コンピューターをウェブから切断してしまっていた故に起こる、アップロードされていなかったという事故です。
すでにクラウドにあると信じて帰宅したり、場合によっては旅行に出かけたりして、実はアップロードが終わっていなかったという事態はどうしても起こりがちです。特に、急いでコンピューターを終了したい時には、バックグラウンド処理をチェックするのを忘れがちになります。
自宅へ帰る時ならばまだしも、学会へ出かけた旅行先でアクセスしてみたらクラウドは空だったということでは、泣くに泣けません。
そう考えると、やはりこれは当面はバックアップ手段のひとつとして考えておくのが妥当だと思います。特にウェブへのアクセススピードが劇的に早い環境でもない限り、数GBのファイルのアップロードなど、そう短時間ではすまないものです。ましてや、携帯の電話網を使おうなどと考えている人はもう一度頭を冷やしてから、どのように使うかを検討しなおしたほうが良いかもしれません。
ホストが落ちたり無くなってしまう可能性もあり、クラウドサービスというものはかなりのリスクがあるものだと覚悟しておきましょう。特に無料のものは、文句をいうことすらできませんから・・・。

私もほとんど記憶の彼方にいってしまっているアカウントを使ってYahoo!ボックスを開始してみました。こちらからお入りください。
もっとも簡単なのはウェブにログインすることです。これなら、アカウントを持っていさえすれば、すぐにでも使い始められます。


この感覚でディレクトリに入れたものが、クラウドに保存されますので、それをネット越しに、他のPCやノート、iPhoneやiPad、アンドロイド携帯などなどどんなところからでもアクセスできるようになります。
もちろん、同じことは前からあるクラウドサービスのDropboxやSugarSyncなどでもできるのですが、無料のサービスでしのごうとすると、どうしてもサイズの制限が気になるので、いつくかのサービスを併用するということになります。
さて、どのサービスを使ったら良いのかと悩んでいたら、昨日か一昨日タイミング良くクラウドサービスのレビュー記事が出ていました。
クラウドサービスを使おう! 11サービスを比較して、ベストクラウドサービス大賞を発表!
これはもともとは英文記事の翻訳なので、すべて日本の環境で同じように使えるかどうかは不明のところもあるのですが、かなり参考にはなります。こちらが元記事です。
The Best Way to Store Stuff in the Cloud
なかでももっとも参考になるのがこの表です。

これで見ると、Microsoft SkyDriveが25GBまで無料と、ものすごい太っ腹なことがわかります。ただし、1個のファイルサイズが100Mまでです。100Mもあれば十分なことが多いのですが、容量が25GBもあると、数百MBとか場合によっては数GBのファイルを送りたくなるのもまた事実です。
その点、Googleは1GB、アマゾンやSugarSyncは最大ファイルサイズが2GB、Dropboxは無制限となかなか強敵が多いです。そんな中で、iCloudは25MBと信じられないくらいの小ささです。これでははっきり言って、使う目的が限られてしまいますね。
無料ファイル空間も最近は5GBくらいは普通ですし、Dropboxは基本は2GBですが、紹介したお友達が登録してくれると容量が増えるというサービスもあり、私は現在7GBにまで拡張してもらっていますので、もっとも良く使っているのがDropboxです。
新しいサービスが始まると、無料ならばとりあえず使ってみるのが私の性ですが、アップロード・ダウンロードの速度はサービスの種類だけではなく、さまざまな状態でずいぶんと異なるものであることがわかります。そして、クラウドサービスでもっとも注意しなければならないのは、アップロードしたと信じていたものが実はバックグラウンドでアップロード中のうちに、コンピューターをウェブから切断してしまっていた故に起こる、アップロードされていなかったという事故です。
すでにクラウドにあると信じて帰宅したり、場合によっては旅行に出かけたりして、実はアップロードが終わっていなかったという事態はどうしても起こりがちです。特に、急いでコンピューターを終了したい時には、バックグラウンド処理をチェックするのを忘れがちになります。
自宅へ帰る時ならばまだしも、学会へ出かけた旅行先でアクセスしてみたらクラウドは空だったということでは、泣くに泣けません。
そう考えると、やはりこれは当面はバックアップ手段のひとつとして考えておくのが妥当だと思います。特にウェブへのアクセススピードが劇的に早い環境でもない限り、数GBのファイルのアップロードなど、そう短時間ではすまないものです。ましてや、携帯の電話網を使おうなどと考えている人はもう一度頭を冷やしてから、どのように使うかを検討しなおしたほうが良いかもしれません。
ホストが落ちたり無くなってしまう可能性もあり、クラウドサービスというものはかなりのリスクがあるものだと覚悟しておきましょう。特に無料のものは、文句をいうことすらできませんから・・・。
by stochinai
| 2011-10-13 21:17
| コンピューター・ネット
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