5号館を出て

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最低気温下のセンター試験

 今朝の札幌の最低気温は公式でマイナス11.3℃。写真は撮りそこねたのですが、今朝の我が家の室外温度は、寝ぼけ眼ではありましたがマイナス10.9℃を確認しました。いずれにせよ、この冬一番を更新中です。この寒さの中でも予定通りにセンター試験を遂行できるのですから、さすがに北海道大学です。
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 こちらは、本日の試験が終了した後、人気のなくなった理学部試験場入り口です。

 よく見ると、「北海道大学」の右側に「5号館」の文字が光っています。

 私はセンター試験さらには共通一次試験が始まった頃から、全国の大学の先生がたくさん集まり知力と体力をしぼって全国共通試験を作ってくれたのだから、大学ごとの二次試験は廃止すべきという意見を持っていたのですが、国公立大学でセンター試験だけで合否を判定しているところは、一部の大学の後期試験を除くと、まだほとんどないと思います。

 一方、私立の中には一部の選抜に関してはセンター試験だけで合否を決めるというところも出てきているようですが、噂によると何万円かの受験料を取っておきながら、センター試験のデータは一人あたり570円で利用できるという話も聞いたことがあり、入試センターがなんともボロい商売の片棒とかついているということになっているとしたら国を挙げてのセンター試験の意味も問われるというものではないでしょうか。

 いずれにしても、入試センター試験の問題作成は全国統一なので効率化されているとはいうものの、その実施に関しては全国の国公私立大学、高校などに多大なる負担を強いるものとなっており、国公大学の多くはさらに大学ごとに二次試験の作成と実施・採点を行うという、現場を知るものにはあまりにも過酷な現実があります。

 しかも、センター試験の成績と各大学が個別に行う二次試験の成績が非常に強く相関しているという結果もあるそうなので、両方をやることにどれほどの意味があるのか非常に疑問です。大学では、もはや教員には研究にも教育にも割く時間もエネルギーも足りなくなってきているという声もありますので、ここらでまずは入試に割くエネルギーと予算を、入学後に学生を教育するほうに振り向けることを真剣に考えてみてはどうでしょうか。

 毎年、センター試験を迎える度に同じ感想を持ってしまいます。
by stochinai | 2012-01-14 22:12 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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