5号館を出て

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大寒の雨

 暦の上では昨日から大寒に突入しています。私の記憶では、大寒になればそろそろ寒さもピークが終わると思っているのですが、今年は明後日からまたマイナス10℃レベルの最低気温の寒波がやってくるという予報が出ています。

 先週もかなり寒い日が続いていたのですが、なぜか今日は異常ともいえる暖気が訪れていました。北海道でも太平洋岸などではかなりの大雪に見舞われていたようですが、札幌に関しては曇ってはいたものの、それほどの雪や雨が降ることもなく、寒の最中にしては特異な一日になったようです。

 このチャンスをとらえて、ちょっと気になっていたガレージの屋根の雪をおろしました。
大寒の雨_c0025115_22461739.jpg
 降り積もった雪は、どんどんと締まって固くなって氷結してきます。そうなると気温の低い時には硬すぎて非常に扱いが難しくなるので、今日のような暖かい日は、寒中においてはいわば千載一遇のチャンスです。

 上の写真は作業開始前のガレージ付近の様子です。

 例年の経験から、雪を相手にする時には、決して「勝とう」などと思ってはいけなくて、そこそこに「お相手願う」という姿勢が大切ということで、本日の雪下ろしミッションは「適当作戦(オペレーション・テイク・イット・イージー)」と名付けて、決して完璧な雪下ろしなどを目指さずにいくことにしておりました。

 実際に始めてみると、高い気温に反応して雪が柔らかくなっていたのは表面から5センチくらいにすぎず、それよりも深い所では、マイナス5℃くらいの時のままの固いサラサラの圧雪状態でしたので、「適当作戦」で臨んだのは正解だったと思います。本気でやっていたら、途中で挫折していたかもしれません。

 こちらが作業を終了した(やめた)ときの様子です。
大寒の雨_c0025115_22443235.jpg
 いちおうガレージの屋根の雪はまんべんなく崩されているようにはみえますが、ざっと見ておそらく3分の1から4分の1はは残したままになっている感じです。

 というのもチラチラ降っていた雪が、この時間にはみぞれから時々は雨に変わるという、この時期としては異常とも思えるような天気になってきて、屋内に退避したというのが本音です。

 こちらが逃げ込んだ室内から撮った雨の様子です。
大寒の雨_c0025115_22443018.jpg
 現在のところ、まだ札幌はプラスの気温を保っているようですが、この後直線的に気温が下がり出し、明後日の朝にはマイナス10℃くらいになるというのが気象台の予報です。

 来週はそのまま超寒い状態が続くということですが、それがこのシーズン最後の大寒波になってくれることを祈ります。
by stochinai | 2012-01-22 23:03 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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