2012年 02月 08日
FD研修会と学科案内
今日は午後から大学院の自然史科学専攻が主催するFD研修会が行われました。
最近は毎年、専攻や学科単位でFD研修会をやるようになっているのですが、その背景には大学設置基準の快晴による「義務付け」があったということは「目からウロコ」でした。
だったら、大学全体としてあるいは日本全体としてもっと真面目に取り組まなければならないのにと思ったのですが、次のスライドで目から2枚目のウロコが落ちました。
大学設置基準を大綱化し、国立大学を法人化することによって、文科省は表向き「各大学を指導しない」ことにしたのだそうです。
だから、文科省からFDをやりなさいという強い指導はこないのだそうですが、もしもFDをやらなかったら外部評価で指摘され、その結果として文科省はその大学に対する支援(つまり財政的補助)を低下させるということになるのだそうです。
というわけで、口では言わないけれどもやらないと大学はどんどん先細りするという仕掛けができあがっているということが良くわかりました。かなり恐ろしい支配の仕方ですね。
では、どうやってFDをやったら良いのかというと、全国に先駆けてFDの歴史がある北海道大学には立派なマニュアルがありました。
北海道大学FDマニュアル
これは、北海道大学内に限らず全国の大学の皆さんは必見だと思います。こういいうものを惜しげもなく公開しているのは、さすが我が大学は太っ腹だと思います。(とは言っても、このページはかなり地味なので、発見するのは簡単ではないかもしれませんが・・・。)
背筋の寒くなるような講演を聞いた後は、大くくりで入学してきた全学教育の1年生が学部学科を選ぶお手伝いをするための学科説明会です(今年度は、何回やったことでしょう!)。
先ほどの話を聞いた後ですから、学生に対する対応も一段と親切になっているかというと、なかなかそこは自覚できませんでした。やはりFD研修は講演を聞くだけではダメで、実際に体験的実習をしなければならないということはわかりました。
学生を育てるという実践を手を抜くことなく行いながら、自分たちも成長するためのFDを行わなければならないという立場の我々もなかなか大変だと感じた今日一日だったのでした(汗)。
だから、文科省からFDをやりなさいという強い指導はこないのだそうですが、もしもFDをやらなかったら外部評価で指摘され、その結果として文科省はその大学に対する支援(つまり財政的補助)を低下させるということになるのだそうです。
というわけで、口では言わないけれどもやらないと大学はどんどん先細りするという仕掛けができあがっているということが良くわかりました。かなり恐ろしい支配の仕方ですね。
では、どうやってFDをやったら良いのかというと、全国に先駆けてFDの歴史がある北海道大学には立派なマニュアルがありました。
これは、北海道大学内に限らず全国の大学の皆さんは必見だと思います。こういいうものを惜しげもなく公開しているのは、さすが我が大学は太っ腹だと思います。(とは言っても、このページはかなり地味なので、発見するのは簡単ではないかもしれませんが・・・。)
背筋の寒くなるような講演を聞いた後は、大くくりで入学してきた全学教育の1年生が学部学科を選ぶお手伝いをするための学科説明会です(今年度は、何回やったことでしょう!)。
学生を育てるという実践を手を抜くことなく行いながら、自分たちも成長するためのFDを行わなければならないという立場の我々もなかなか大変だと感じた今日一日だったのでした(汗)。
by stochinai
| 2012-02-08 18:48
| 大学・高等教育
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