2012年 04月 10日
限りなく女子大に近い共学校で非常勤
ある事情があってピンチヒッターで非常勤を頼まれたのが、本学からほど近い札幌東区にある某ミッション系の大学です。今日が今年度の最初の講義でした。
これは、その大学のホームページからお借りした写真ですが、札幌の方々には古くからT女子短大として親しまれていた大学が、2000年に共学のT大学へと改組され、今では大学院もある大学になっています。大学院ができるときには、私の元ボスも活躍されたと聞いており、そういう意味では私にもまんざら縁がないわけではない大学なのでした。
札幌の人でも、まだ多くの人がここは女子大だと信じているはずで、将来は看護師、保健師、助産師、管理栄養士、栄養教諭などを志望する人が集まる看護学科と栄養学科の2つの学科しかない大学にはやはり男子学生はまだまだ少ないようです。
今日の講義では初回の様子見の学生もいたせいか、なんと110名も参加しておりました。この写真の講義室を使ったのだと思いますが、ちょっと見では男子学生は見当たりません。
呼びかけてようやく3名いることがわかりました。全110名中3名というのは、うらやましいのか、かわいそうなのかわかりませんが、事情を知った上での入学でしょうから、特にどうこうということはなさそうでした。
私は今まで国公立の大学以外で講義をしたことはほとんどないので今日は感触をうかがいながらやったのですが、入学直後に振り分け試験をやって高得点獲得者しか履修できないという制限がかかっていた「発展」というクラスというせいもあってか、うちの大学よりも一所懸命に聞いてくれる学生が多く、とりあえずやりやすかった気がしました。ただ、講義終了後に3名の学生が「来週から、初習者を対象にした基礎クラスに移りたい」と言われてしまい、そんなに難しい話をしたつもりはなかったのですが、ちょっと反省でした。
ところが、捨てる神あれば拾う神ありとでもいうのでしょうか、講義を終わった後で廊下で3名の学生につかまり、「今日は基礎クラスの講義を受けたのですが、来週からそちら(発展)のクラスに移ってもいいですか」と言われました。3-3で差し引きゼロになるのでしょうか。
限りなく女子大に近いということで、講義が始まるまではちょっと緊張していたのですが、案ずるよりは産むが易しで、話し始めるとなんということもないものです。
さて、来週からはどのくらいの内容を、どのくらいのペースで、やっていったら良いか、回収したミニテスト兼感想文をじっくり読みながら、来週の作戦を練っていきたいと思います。
ちょっと笑ってしまったのは、大学から「学校法人T学園におけるハラスメント防止のためのガイドライン」という学生に配布している文書を渡された時で、やはり「ほとんど女子大」と再認識させられたことでした。でも、さすがに18-19歳の学生とはいえ、120人も同時に相手にするとはなかなかセクハラ的言動も出にくいだろうと思ったのですが、逆にたくさんいる学生の中にはこちらが想定できない意外なところで傷つく人がいる可能性もあり得ますから、緊張しつつ建学の精神「愛をとおして真理へ」のお手伝いをすべく勤めさせていただこうと思います。
毎朝、毎晩、通勤途中に自転車で前を通り過ぎてきた大学ですが、これから半年間お世話になります。
札幌の人でも、まだ多くの人がここは女子大だと信じているはずで、将来は看護師、保健師、助産師、管理栄養士、栄養教諭などを志望する人が集まる看護学科と栄養学科の2つの学科しかない大学にはやはり男子学生はまだまだ少ないようです。
今日の講義では初回の様子見の学生もいたせいか、なんと110名も参加しておりました。この写真の講義室を使ったのだと思いますが、ちょっと見では男子学生は見当たりません。
私は今まで国公立の大学以外で講義をしたことはほとんどないので今日は感触をうかがいながらやったのですが、入学直後に振り分け試験をやって高得点獲得者しか履修できないという制限がかかっていた「発展」というクラスというせいもあってか、うちの大学よりも一所懸命に聞いてくれる学生が多く、とりあえずやりやすかった気がしました。ただ、講義終了後に3名の学生が「来週から、初習者を対象にした基礎クラスに移りたい」と言われてしまい、そんなに難しい話をしたつもりはなかったのですが、ちょっと反省でした。
ところが、捨てる神あれば拾う神ありとでもいうのでしょうか、講義を終わった後で廊下で3名の学生につかまり、「今日は基礎クラスの講義を受けたのですが、来週からそちら(発展)のクラスに移ってもいいですか」と言われました。3-3で差し引きゼロになるのでしょうか。
限りなく女子大に近いということで、講義が始まるまではちょっと緊張していたのですが、案ずるよりは産むが易しで、話し始めるとなんということもないものです。
さて、来週からはどのくらいの内容を、どのくらいのペースで、やっていったら良いか、回収したミニテスト兼感想文をじっくり読みながら、来週の作戦を練っていきたいと思います。
ちょっと笑ってしまったのは、大学から「学校法人T学園におけるハラスメント防止のためのガイドライン」という学生に配布している文書を渡された時で、やはり「ほとんど女子大」と再認識させられたことでした。でも、さすがに18-19歳の学生とはいえ、120人も同時に相手にするとはなかなかセクハラ的言動も出にくいだろうと思ったのですが、逆にたくさんいる学生の中にはこちらが想定できない意外なところで傷つく人がいる可能性もあり得ますから、緊張しつつ建学の精神「愛をとおして真理へ」のお手伝いをすべく勤めさせていただこうと思います。
by stochinai
| 2012-04-10 21:23
| 教育
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