2012年 06月 16日
札幌まつり
北海道神宮の例大祭である「札幌まつり」は、古くから札幌市全体を挙げてのお祭りで、メインの会場は円山にある北海道神宮近辺と中島公園で、そこに14日の宵宮から16日の本祭まで出される数百の出店にたくさんの人が集まります。最終日の16日には万燈のお囃子を先頭に猿田彦、勤王隊が続き、鳳輦四基を中心に総勢およそ1,600人の行列が札幌市に平安絵巻を繰り広げます。

これが今年の行列の順路図ですが、これとは独立に市内のあちこちでお神輿や山車が出てお祭りを祝ってきたようです。
近年はだんだんとすたれてきているようですが、それでも子供神輿の行事は続けられているところもまだあり、今日も思わぬところで子供神輿の集団に出会いました。

出会ったすぐに子供たちは休憩に入ってしまいました。

多くの子供達はお神輿を担いで練り歩くことが神事であるとは思ってもいないで参加しているようでしたが、毎年ある楽しみとしてお祭りが続いていくということは、それはそれで社会が健全な「余裕」を持っている証拠のようにも思えます。
伝統というものは無理に守り続けていくものではなく、それが守られていること自体がそうした社会が続いていることを気づかせてくれるものなのかもしれません。
このイベントが子供たちに楽しい思い出となって残り、この子供たちの多くが地域を離れずに将来の街づくりを担っていかない限り、こうした「伝統」がつながっていかないものだということを考えると、いまだに残っていることの方が奇跡的なことだと感じる瞬間でもありました。

近年はだんだんとすたれてきているようですが、それでも子供神輿の行事は続けられているところもまだあり、今日も思わぬところで子供神輿の集団に出会いました。


伝統というものは無理に守り続けていくものではなく、それが守られていること自体がそうした社会が続いていることを気づかせてくれるものなのかもしれません。
このイベントが子供たちに楽しい思い出となって残り、この子供たちの多くが地域を離れずに将来の街づくりを担っていかない限り、こうした「伝統」がつながっていかないものだということを考えると、いまだに残っていることの方が奇跡的なことだと感じる瞬間でもありました。
by stochinai
| 2012-06-16 23:57
| 札幌・北海道
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