5号館を出て

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初秋の庭

 昨日の続きです。

 昨日の午後遅くに見た雲は、夏の名残を感じさせてくれるものでしたが、それを覆い隠すように出ていた雲は秋っぽく感じられました。
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 昨日は庭でたくさんの写真を撮ったのですが、その多くは秋の始まりを感じさせてくれるものでした。昨日は話の流れ上、移入種に思いを馳せすぎてしまい、秋だよりにならかなったので今日リベンジしておきたいと思います。

 小学生の夏休みには必ず観察させられるアサガオは夏の代表のように思われる花ですが、短日植物として有名で、俳句の季語としても秋を意味する花なのです。昨日の話の続きになってしまいますが、アサガオも遣唐使が初めて日本に持ち込んだものだそうです。

 特にこの西洋系のアサガオは夏というよりは秋に最盛期を迎え、初雪の頃まで咲き続けます。

 オオケタデはもちろん秋の始めを感じさせてくれる代表的な花です。
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 そして、もちろん草や木の実の多くは秋に実ります。

 ミズナラのドングリ
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 ブラックベリー
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 ホオズキ
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 赤くなり始めたものもあります。
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 動物も秋を前にして大忙しで動き回っているものが多いので、あまり良い被写体になってくれません。

 たまたま見つけたおもしろい形をしたものがじっとしていたので、じっくりと撮ることができました。
初秋の庭_c0025115_1922565.jpg
 しかし、こうしてじっくりとみてみると、どうやら抜け殻です。

 ネットで調べてみると、ナミテントウのサナギの脱皮殻だということがすぐにわかりました。幼虫がトゲトゲなのは知っていましたが、サナギになるとトゲトゲはお腹の下に移動していたのですね。知りませんでした。

 と、楽しみながらもいろいろな発見があり、庭は夏から秋へと移り変わっていくのでした。
Commented by ぢゅにあ at 2012-08-27 23:37 x
こちらでも庭先にアサガオが咲き始めました。
空がずっと高くなり見事なウロコ雲が広がってます。
空を見上げながら「もうすぐ秋だね〜。」という私に対し夫は「???」
たしかにアメリカ人にとって雲は"cloud"のみ。
雲にまで季節を感じるのは日本人くらいかもしれません。
改めて、日本人の季節に対する繊細さに感動です。
by stochinai | 2012-08-27 19:42 | 札幌・北海道 | Comments(1)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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