2012年 12月 18日
またまた大雪とフィッシング・メール騒動
夜半から降り始めた雪がまだ降り積もっています。今朝1時に60センチだった積雪が5時には81センチとなっています。
さすがに札幌でも昼間にこのくらい降ると、交通にもいろいろな障害が出るものです。私も早々に自転車はあきらめて、バスと地下鉄の乗り継ぎです。
地下鉄のホームでこんなものを見つけてしまいました。

まわりに人はいなかったので、まさかコーヒーが冷めないように温めているというのではなく、飲み終わった空き缶を放置していったということだと思います。
タバコの吸殻もそうですが、こうした空き缶なども作って売っている会社に問題があるわけではないのですが、なんとなく、タバコが悪い、缶コーヒーが悪いと感じてしまうこともあります。さらには、JTやキリンビバレッジという会社にも問題があるようにだんだんと刷り込まれてきますから会社としてもこうした問題を放置しておくと、ボディブローのようじジワジワと売上などに影響が出てくる可能性はあります。
売った以上、製品から出てくる廃棄物をいろいろな方法で回収することを、義務を越えたところでやることが、いろいろな意味で求められる時代になってきたような気もします。
大学へ来てみると、こんなメールが届きました。
Gmailのメールボックス容量が10Gの時代ですが、大学のサービスではまだまだ意外と小さなメールボックスしか提供していないところも多く、北大の場合はいくらか知りませんが、Gmailと併用している場合などはあっという間に溢れてしまうことを経験している人も多いようです。
そんな「事故」のことを、あちこちから聞かされているところへ「あなたのメールボックスが満杯になりました」という「警告」が来たら、「やっぱりね」と思う人もいるでしょう。
この、「やっぱりね」を引き出すストーリーの上手さがフィッシングの成功の可否を分けるのだとも感じています。私だって、日々気になっている問題にズバリど真ん中のメールが来たら、思わず答えてしまわないという自信はありません。
しかし、しかしです。このメールの「日本語」は全然ダメです(笑)。
助詞の使い方が適切ではありません「現在2.30ギガバイト、管理者によって設定され」では、読点の代わりに「が」が入らないと、多くの日本人は「あれっ?」と思います。「場合があり再検証の電子メールボックスに下記の情報を記入する」も「場合があるので、確実に送受信をするための新しい電子メールボックスを作成しますから、下記の情報をお知らせください」とでも書いていなければ、ほとんどのユーザーは気がついてしまいます。
極めつけは文末の「ありがとう」です。
日本人のメールで、こんな終わり方をすることはまずありません。「よろしくお願いします」でしょう。
上の文章を読み飛ばした人でも、この「ありがとう」でズッコケて、「こりゃ偽物だわ」と感じてしまいます。日本という国は、日本語という暗号で国際的にはかなり保護されているということを、こういう時にも感じます。
今時はやりの「国際化」で、みんながおぼつかない英語を使い始めたら、あっという間にたくさんの人がフィッシングだけではなく、詐欺の被害にあうのではないかと、今から心配になっています。
まあ、同じ日本人からもいろいろな詐欺メールや電話が来るので、外国人だけをブロックしてもダメなんですけどね(笑)。
さすがに札幌でも昼間にこのくらい降ると、交通にもいろいろな障害が出るものです。私も早々に自転車はあきらめて、バスと地下鉄の乗り継ぎです。
地下鉄のホームでこんなものを見つけてしまいました。

タバコの吸殻もそうですが、こうした空き缶なども作って売っている会社に問題があるわけではないのですが、なんとなく、タバコが悪い、缶コーヒーが悪いと感じてしまうこともあります。さらには、JTやキリンビバレッジという会社にも問題があるようにだんだんと刷り込まれてきますから会社としてもこうした問題を放置しておくと、ボディブローのようじジワジワと売上などに影響が出てくる可能性はあります。
売った以上、製品から出てくる廃棄物をいろいろな方法で回収することを、義務を越えたところでやることが、いろいろな意味で求められる時代になってきたような気もします。
大学へ来てみると、こんなメールが届きました。
Subject: 【注意喚起】フィッシングに類する不審なメールについて私のところへは届いていないのですが、北大のメールシステムを使っている一部のユーザーにこんなメールが届いているというお知らせです。
-----ここから-----フィッシングのやり方はうまいと思いました。
From: 管理者ウェブメールシステム [mailto:lten@cyut.edu.tw]
Sent: Tuesday, December 18, 2012 12:46 AM
Subject: あなたのメールボックスが2.GBのストレージ制限を超え
ました
あなたのメールボックスが2.GBのストレージ制限を超えました
あなたの電子メールボックスを再検証するまで、現在2.30ギガバ
イト、管理者によって設定され、新しいメッセージを送信または
受信することができない場合があり再検証の電子メールボックス
に下記の情報を記入する
メールアドレス:..
ユーザー名:..
パスワード:..
パスワードの確認:..
メールアドレス:.. upgrade@execs.com
ありがとう
システム管理者
--------------
Gmailのメールボックス容量が10Gの時代ですが、大学のサービスではまだまだ意外と小さなメールボックスしか提供していないところも多く、北大の場合はいくらか知りませんが、Gmailと併用している場合などはあっという間に溢れてしまうことを経験している人も多いようです。
そんな「事故」のことを、あちこちから聞かされているところへ「あなたのメールボックスが満杯になりました」という「警告」が来たら、「やっぱりね」と思う人もいるでしょう。
この、「やっぱりね」を引き出すストーリーの上手さがフィッシングの成功の可否を分けるのだとも感じています。私だって、日々気になっている問題にズバリど真ん中のメールが来たら、思わず答えてしまわないという自信はありません。
しかし、しかしです。このメールの「日本語」は全然ダメです(笑)。
助詞の使い方が適切ではありません「現在2.30ギガバイト、管理者によって設定され」では、読点の代わりに「が」が入らないと、多くの日本人は「あれっ?」と思います。「場合があり再検証の電子メールボックスに下記の情報を記入する」も「場合があるので、確実に送受信をするための新しい電子メールボックスを作成しますから、下記の情報をお知らせください」とでも書いていなければ、ほとんどのユーザーは気がついてしまいます。
極めつけは文末の「ありがとう」です。
日本人のメールで、こんな終わり方をすることはまずありません。「よろしくお願いします」でしょう。
上の文章を読み飛ばした人でも、この「ありがとう」でズッコケて、「こりゃ偽物だわ」と感じてしまいます。日本という国は、日本語という暗号で国際的にはかなり保護されているということを、こういう時にも感じます。
今時はやりの「国際化」で、みんながおぼつかない英語を使い始めたら、あっという間にたくさんの人がフィッシングだけではなく、詐欺の被害にあうのではないかと、今から心配になっています。
まあ、同じ日本人からもいろいろな詐欺メールや電話が来るので、外国人だけをブロックしてもダメなんですけどね(笑)。
by stochinai
| 2012-12-18 18:06
| 札幌・北海道
|
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