5号館を出て

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雪の背骨

 今日は予報ほど気温が上がらず、雨は降ったようですがその量もそれほどでもなく、結果的にとけたんだかそれほどとけなかったんだか、という結果に終わりました。

 それでもこの時間に雪山の表面を見てみると、やはりそこかしこにとけたことがはっきりとわかる紋様が浮き出ています。
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 背中に浮き出た背骨を思わせられる模様はどうやってできたのでしょうか。
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 ひょっとすると人が歩いたことがきっかけでできたものかもしれません。

 こちらはなんとなく「ムンクの叫び」を彷彿とさせる穴。
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 穴の底にはマンホールの蓋があるのだと思いますが、都市の地下を暖かい水が流れているのならば、もう少し賢くそれを融雪に利用してもいいのではないかと、いつも思いますが、気温が極端に低くなることもあるこのあたりでは、なかなか簡単にはいかなさそうだということもなんとなくわかります。

 いずれにしても、こうした雪の「芸術」が見えるのは夜になってあたりが暗くなるとともに、窓からの光が雪の表面を照らしてくれる短い時間だけです。
雪の背骨_c0025115_19434360.jpg
 せっかくの巧まざる自然が作った「芸術」ですから、楽しまなくちゃ損です。
by stochinai | 2013-03-22 19:53 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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