5号館を出て

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総合博物館(旧理学部本館)のツタ

 去年の春に理学部旧館(現総合博物館)のツタが冬の低温でかなりダメージを受けたらしいという報告をしました。

 http://shinka3.exblog.jp/18011918/
 http://shinka3.exblog.jp/18370514/

 この冬は去年の冬よりも厳しかったので、ツタは更に被害が広がるかと危惧していたのですが、意外と被害の拡大はそれほどではなかったようです。
総合博物館(旧理学部本館)のツタ_c0025115_21531544.jpg
 これは昨日の夕方の理学部旧館北壁の様子です。一昨年に比べるとまだまだ復活途上というところですが、去年から見るとかなりの回復が感じられます。

 壁に近寄ってみると、完全に枯れていてまったく回復していない部分と、驚くほどの回復を見せている部分が混在しているのがわかります。
総合博物館(旧理学部本館)のツタ_c0025115_2156497.jpg
 とは言っても、ツタの侵攻力は侮れないものです。

 こんな風に伸びていると微笑ましくてついつい油断してしまうのですが、
総合博物館(旧理学部本館)のツタ_c0025115_2156780.jpg
ちょっと油断していると、とんでもないところにまで枝を伸ばしていきます。
総合博物館(旧理学部本館)のツタ_c0025115_2156983.jpg
 こちらはエアコンの室外機で今年はまだ涼しい日が多いので稼働していないのかもしれませんが、おそらく正常には動かなくなっているような気がします。

 我が家にもつる植物のフジとノウゼンカズラがありますが、ちょっと油断しているととんでもないところへどんどんツルが伸びていくので気が抜けません。

 「放っておくと家を壊される」とまで言われることがありますが、いざ一緒に暮らしてみるとあながち誇張ではないと感じられます。

 枯れても寂しく、繁茂しても恐いという難しい植物達です。
by stochinai | 2013-06-29 22:04 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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