2013年 07月 12日
プラナリア
おそらくここでは初登場のプラナリアです。
日本中どこにでもいるプラナリアですが、多くのプラナリア(ナミウズムシ)は冷たくきれいな水に住んでいます。逆にいうと冷たくきれいな水でなければ生きていけない繊細な動物でもあります。
そうでありながら、冷たくきれいな水さえ用意してやれば、ナイフで切り刻んでもそれぞれの断片が小さなプラナリアへと再生することで有名です。
中学生や高校生がプラナリアを捕まえてきてカミソリで何等分かにして「再生実験」をやっても失敗することが多いのはこの「冷たくきれいな水」を維持できないためであることが多く、教科書に書いてあるほど簡単に再生しないという感想がよく聞かれます。
このプラナリアは「リュウキュウナミウズムシ」という名前の沖縄出身のプラナリアです。
沖縄出身なので、冷たい水は必要としません。水がきれいでさえあれば元気に育つ頼もしいプラナリアです。
プラナリアを実験材料にしていた学生が卒業してしまったので、最近は私が飼育担当になったのですが、このリュウキュウナミウズムシ、冷凍保存したブタやニワトリのレバーをほんのちょっとずつ一日おきに与えるだけでどんどん成長し、分裂して育vひます。小さな個体は分裂してできたばかりのものだと思います。
そもそも私は動物でも植物でも、どんどん殖えてくれるものが好きで飼育にも熱が入るのですが、このリュウキュウナミウズムシは飼育の努力(というほどのものでもありませんが)に非常に良く応えてくれるので、楽しいペットになっている今日此の頃です。
こんなに簡単に殖えてくれると、有性生殖にもチャレンジしたくなりますが、それにはそうそう簡単に越えられないパンダの繁殖なみの深くて暗い河を越えることが要求されるようです(笑)。
そうでありながら、冷たくきれいな水さえ用意してやれば、ナイフで切り刻んでもそれぞれの断片が小さなプラナリアへと再生することで有名です。
中学生や高校生がプラナリアを捕まえてきてカミソリで何等分かにして「再生実験」をやっても失敗することが多いのはこの「冷たくきれいな水」を維持できないためであることが多く、教科書に書いてあるほど簡単に再生しないという感想がよく聞かれます。
このプラナリアは「リュウキュウナミウズムシ」という名前の沖縄出身のプラナリアです。
プラナリアを実験材料にしていた学生が卒業してしまったので、最近は私が飼育担当になったのですが、このリュウキュウナミウズムシ、冷凍保存したブタやニワトリのレバーをほんのちょっとずつ一日おきに与えるだけでどんどん成長し、分裂して育vひます。小さな個体は分裂してできたばかりのものだと思います。
そもそも私は動物でも植物でも、どんどん殖えてくれるものが好きで飼育にも熱が入るのですが、このリュウキュウナミウズムシは飼育の努力(というほどのものでもありませんが)に非常に良く応えてくれるので、楽しいペットになっている今日此の頃です。
こんなに簡単に殖えてくれると、有性生殖にもチャレンジしたくなりますが、それにはそうそう簡単に越えられないパンダの繁殖なみの深くて暗い河を越えることが要求されるようです(笑)。
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ぽこぺん
at 2013-07-13 00:10
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このような生き物は三次元的に複雑な構造をした容器に入れると無尽に動けるものなのでしょうか。例えばエッシャーの「House of Stairs」のように...
写真の水槽?が平面なので疑問に思いました。
写真の水槽?が平面なので疑問に思いました。
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stochinai at 2013-07-13 09:18
からだを自由にねじることができますので、問題ありません。裏返って水面をはい回ることすらできます。
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at 2016-12-12 21:54
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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STOCHINAI at 2016-12-13 06:46
私は大学を去りましたが、このプラナリアは自宅で飼育を継続しています。
by stochinai
| 2013-07-12 20:51
| 生物学
|
Comments(4)