5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

iPad Retina に iOS7 がやってきた

 何がなにやらわからないままでしたが、今朝目覚めた6時45分頃に枕元で充電中の iPad Retina の設定の中にあるソフトウェア・アップデートをチェックしてみると、新しいソフトウェアつまり iOS7 をアップデートできるようだったので、実行してみました。ダウンロードだけでも30分以上かかったように記憶していますが、なんとか無事にアップデートできたようです。

 壁紙もアイコンも一新されていました。
iPad Retina に iOS7 がやってきた_c0025115_19175178.jpg
 設定をチェックしてみると、確かに iOS7 になっているようです。
iPad Retina に iOS7 がやってきた_c0025115_19181454.jpg
 画面のデザインだけではなく、いろいろと操作方法も変わっているようで、希望の操作ができなくなっているところも多くまだ使い心地をレポートできる段階ではありませんが、画面の傾きによってアイコンと背景の位置関係が変わり、あたかも3Dの画面になっているのには感心しました。

 見ながら上下の角度が変わるように動かすと背景が動きに従って動くのですぐに「おっ」とわかるのですが、それを静止画でお伝えするのはちょっと難しいので、思いっきり動いたところのスクリーンショットを撮ってみました。

 まず、画面を向こう側に倒していって、画像がもっとも動いたところで撮ってみました。
iPad Retina に iOS7 がやってきた_c0025115_1922475.jpg
 お分かりになるでしょうか。一番左側に並んだアイコンの舌から2番目にある「世界会話手帳」のアイコンとその上の「クラウド・フォルダ」のアイコンの間にある大きな水玉を見てください。

 上の写真と下の写真とでは大きく位置がずれて、アイコンの間にあった大きな水玉が、下の写真ではほとんど「世界会話手帳」アイコンと重なっているのがわかると思います。

 今度は逆に手前側に倒してみます。
iPad Retina に iOS7 がやってきた_c0025115_192264.jpg
 どうですか。今度は「クラウド」アイコンと重なりました。

 iOS の機能とはまったく何の関係もないしかけですが、それなりに感動はするものです。

 前後(上下)に回す時はゆっくりと動かしても角度に対応して動いてくれるのですが、左右の回転に対してはかなり急速に動かさないと変化は起きないようで、こちらはちょっと不自然な対応になっているのが残念でした(笑)。

 最後に苦言をひとこと。

 Windows 8 の時にも感じたことですが、OS の操作性を大きく変えることは「おもしろさ」という点ではそれなりの刺激にはなるのですが、コンピューターそのものの機能を使おうとしている人にとっては、一時的にであるにせよかなり精神的負担がかかるとともに、生産性がガックリ落ちてしまうのも事実なので、顧客の多くが OS そのものの興味ではなく実用性を求めだしている昨今は、OS のバージョンアップと操作性の変更はかなり慎重にやっていただかないと、どんどん落伍者が増えていくことに気をつけてもらいたいと思います。Windows の XP から 8 って、人によっては致命的な谷が行く手を阻んでいるのをわかってらっしゃいますかね。

 Microsoft さん、Apple さん、そして Google さんも、そこんとこをよろしくお願いします。
by stochinai | 2013-09-20 19:43 | コンピューター・ネット | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai