5号館を出て

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植物たちに優しい冬の始まり方

 今年の冬はゆっくりと、そして晩秋と初冬の間を行きつ戻りつしながら始まっています。まだまだ来ないだろうと思わせておいていきなり大雪・根雪になった去年とはずいぶん違う、ある意味穏やかな冬の始まりだと感じられます。

 そして、それは葉を落とす木々の様子からも見て取れます。今年は紅葉したり黄葉したりする木々はどれも色づきが良かったと感じました。そして、それ以上に感動したのは、どの木も落葉が見事なのです。
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 これはモクレンですが、青空をバックに葉っぱがほぼ1枚残らず落ちてしまっています。モクレンは比較的潔く落葉が進行する木なのですが、その隣にあるレンギョウは条件が整わないときれいに落葉してくれない印象を持っています。
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 それが、今年は見事にほぼ完全な丸坊主になりました。こちらはナツツバキです。
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 左側の空を背景に見える枝は、ところどころに実がついているのを除くと葉は見えません。ところが右側にベランダの床下にあたるところには、たくさんの葉が残っているのがわかると思います。

 この様子から、今年の秋から冬への進行が葉を落とす木にとって、着実に葉を落とせるような寒くなり方をしてきたことがわかります。軒下の枝は、冷気から少し保護されているせいで、葉を落とす寒さのタイミングをうまくつかめなかったために、葉は枯れているのですがうまく落葉できないという状態です。

 昨年のように、まだ冬には間があると思わせられるような天候が続いていながら、いきなり寒波と大雪が来たりすると、まさにこの軒下の枝のように葉が中途半端に落ちたまま雪におおわれていくということになります。これは植物にとっても、心(からだ?)の準備ができる前に冬になってしまうということで、決して穏やかに冬を迎えられず、ひいては翌春の芽吹き・開花にも影響が出るように思います。

 そういう意味で、今年の冬は植物たちにとっては「いい感じ」で始まっていると言えそうです。この感じで冬が始まるのは我々人間にとっても楽だと感じられ、健康にも良いのではないかと思うほどです。

 写真にあるように今日は青空が広がる良い天気だったのですが、気温があまり上がらず、最高気温は3.9℃で、夜になるとちらちらと雪が降り出しました。この時期に雪がまったくないというのも寂しい感じで、クリスマスを迎える気分も盛り上がらないものですが、大雪にもならずうっすらと雪が降ってくれるという「理想的な」降雪になってくれた札幌です。
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 何が理想的かは、これをご覧になると納得していただけると思います。

 やっぱり、冬はある程度寒くないとね。






by stochinai | 2013-12-07 23:12 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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