2005年 01月 04日
CD離れ
今日から仕事始めというのに、札幌は昨日の最高気温7℃という3月並みの暖かさと小雨という天気から、一転して朝から大雪でした。おまけに昨日の暖かさを引きずっていますから、湿気をたっぷりと含んだ重い雪です。今日は、夜中に除雪をしなければならないことになりそうです。
さて、最近では恒例のニュースになっていますが、音楽ソフト生産額、6年連続の減:ネット配信でCD離れというものが出ました。
私は溝のついた音盤(いわゆるレコード)で育った世代ですので、CDが売れなくなったと聞いてもそれほどの感慨はないのですが、要するに音楽業界というものが縮小しているということだと思います。ネット配信のせいでCD離れが進んだという分析も間違っていると思います。
CDシングルやアルバム、カセットテープなどといった「オーディオレコード」の生産額は前年比5%減の3788億円の見通しで、ピークだった98年と比べると38%も減った計算なのだそうですが、いちおう不景気が続いているのですから、それがなくても暮らしていけるCDなどが売れなくなったのはあまりにも当たり前のことではないかと思われます。
もちろん、その販売などで暮らしていらっしゃる方々にとっては大変な問題ではあると思いますが、本などはもっと前から、もっと継続的な落ち込みが続いているのではないでしょうか。私の予想としては、この先もこの業界はまだまだ落ち込み続けるでしょうから、内部にいる方々はなるべく早く対応を考えるべきなのだと思います。
と言っても、どうしたらCDが売れるようになるかという場当たり的な対応ではなく、もはやCDという媒体を使った商売というものがどんどん縮小しているという厳粛な事実を前にした対応が必要なのだと思います。ある程度まで縮小してしまえば、今度は逆に安定期に入ると思われます。
参考になるのは日本の映画ではないでしょうか。もはや、落ち込めるところまで落ち込んでいる日本映画界はバブルもあり得ませんが、時として大きなヒットを飛ばすようになっています。ごく最近の話では、宮崎アニメ「ハウルの動く城」2日間で14億8000万円というニュースがあります。最後のところに「東宝では『観客動員4000万人、興行収入500億円を目指す』と話している」そうです。ハウルの内容自体に関するコメントは控えさせていただきますが、このようなブームが起こるということは、映画界全体が落ち込んでいることによる効果ではないかと私はひそかに思っています。おもしろい映画が次々とたくさん出てくれば、映画界全体としての売り上げは大きくなるかも知れませんが、たったひとつの映画にこれほど多くの人が群がるということはなくなるような気がするのです。(昨日、テレビで放映していた「踊る大走査線:レインボーブリッジを封鎖せよ!」などというはっきり言ってテレビドラマレベルの映画が、実写映画としては日本最高の売り上げを記録したなどというのを聞くと、ますます私の考えが正しいのではないかと自信がわきます。)
というわけで、CD業界というか音楽業界はまず小さくなれるところまで小さくなることが必要なのではないでしょうか。ほんとうに音楽が好きなミュージシャンやファンはどんなに小さくなっても音楽を演奏し、聞き続けるものだと思います。小さな規模で続けるのであれば、音楽というものは映画のように資本金を必要とするわけでもありませんから、細々と続いていくと思います。
まずはバブリーなミリオンセラー信仰から目を覚ますことだと思います。お金を稼ぐことではなく、音楽を楽しむ演奏家とファンが小さな規模のところからまたやり直すのが良いと思います。
道ばたで演奏している、ストリートミュージシャンの皆さんも、一攫千金のメジャーデビューばかりを夢見るのではなく、なんとか食べてさえいけるのであれば音楽を一生でも続けてやるという姿勢が必要だと思います。
CDの売り上げではなく、音楽を楽しむ人々がだんだんと増えてきて、生活に余裕が出てくるくらい日本全体の状況が良くなってくれば、ある数の音楽関係者は生きていけるはずです。
そんなんじゃダメで、やっぱり大金儲けしたいということなら、私は議論から降りさせてもらいます。
さて、最近では恒例のニュースになっていますが、音楽ソフト生産額、6年連続の減:ネット配信でCD離れというものが出ました。
私は溝のついた音盤(いわゆるレコード)で育った世代ですので、CDが売れなくなったと聞いてもそれほどの感慨はないのですが、要するに音楽業界というものが縮小しているということだと思います。ネット配信のせいでCD離れが進んだという分析も間違っていると思います。
CDシングルやアルバム、カセットテープなどといった「オーディオレコード」の生産額は前年比5%減の3788億円の見通しで、ピークだった98年と比べると38%も減った計算なのだそうですが、いちおう不景気が続いているのですから、それがなくても暮らしていけるCDなどが売れなくなったのはあまりにも当たり前のことではないかと思われます。
もちろん、その販売などで暮らしていらっしゃる方々にとっては大変な問題ではあると思いますが、本などはもっと前から、もっと継続的な落ち込みが続いているのではないでしょうか。私の予想としては、この先もこの業界はまだまだ落ち込み続けるでしょうから、内部にいる方々はなるべく早く対応を考えるべきなのだと思います。
と言っても、どうしたらCDが売れるようになるかという場当たり的な対応ではなく、もはやCDという媒体を使った商売というものがどんどん縮小しているという厳粛な事実を前にした対応が必要なのだと思います。ある程度まで縮小してしまえば、今度は逆に安定期に入ると思われます。
参考になるのは日本の映画ではないでしょうか。もはや、落ち込めるところまで落ち込んでいる日本映画界はバブルもあり得ませんが、時として大きなヒットを飛ばすようになっています。ごく最近の話では、宮崎アニメ「ハウルの動く城」2日間で14億8000万円というニュースがあります。最後のところに「東宝では『観客動員4000万人、興行収入500億円を目指す』と話している」そうです。ハウルの内容自体に関するコメントは控えさせていただきますが、このようなブームが起こるということは、映画界全体が落ち込んでいることによる効果ではないかと私はひそかに思っています。おもしろい映画が次々とたくさん出てくれば、映画界全体としての売り上げは大きくなるかも知れませんが、たったひとつの映画にこれほど多くの人が群がるということはなくなるような気がするのです。(昨日、テレビで放映していた「踊る大走査線:レインボーブリッジを封鎖せよ!」などというはっきり言ってテレビドラマレベルの映画が、実写映画としては日本最高の売り上げを記録したなどというのを聞くと、ますます私の考えが正しいのではないかと自信がわきます。)
というわけで、CD業界というか音楽業界はまず小さくなれるところまで小さくなることが必要なのではないでしょうか。ほんとうに音楽が好きなミュージシャンやファンはどんなに小さくなっても音楽を演奏し、聞き続けるものだと思います。小さな規模で続けるのであれば、音楽というものは映画のように資本金を必要とするわけでもありませんから、細々と続いていくと思います。
まずはバブリーなミリオンセラー信仰から目を覚ますことだと思います。お金を稼ぐことではなく、音楽を楽しむ演奏家とファンが小さな規模のところからまたやり直すのが良いと思います。
道ばたで演奏している、ストリートミュージシャンの皆さんも、一攫千金のメジャーデビューばかりを夢見るのではなく、なんとか食べてさえいけるのであれば音楽を一生でも続けてやるという姿勢が必要だと思います。
CDの売り上げではなく、音楽を楽しむ人々がだんだんと増えてきて、生活に余裕が出てくるくらい日本全体の状況が良くなってくれば、ある数の音楽関係者は生きていけるはずです。
そんなんじゃダメで、やっぱり大金儲けしたいということなら、私は議論から降りさせてもらいます。
by stochinai
| 2005-01-04 20:08
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