5号館を出て

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豪雪の日にはデジタル美術館でも散歩しよう

 昨日までは寒さだけでしたが、今日は豪雪が加わりました。
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 朝から降り続いた雪は、午後暗くなり始める頃まで降り続けました。

 もちろん、除雪が大変なサンデーということになり、今日も結局長時間の除雪を2回やるはめになったのですが、除雪をする以外にはどこかに出かけることもできずに家に閉じ込められてしまいます。

 そんな時にこそ、インターネットが活躍してくれます。もちろん、日々の新しいニュースも運んでくれるのですが、インターネットのすごさはやはりその蓄積力と自由やアクセスに尽きると思います。特にその蓄積力に関しては時間が経てば経つほど蓄積されたものが増えていくだけではなく、だんだんとアクセスがしやすくなってきていることにも注目しなければなりません。著作権という問題はもちろんありますが、著作者が無くなってから50年から100年くらいのものはどうするかまだもめている部分もありますが、150年、200年と経過したものについてはもはや著作権を云々するのは滑稽で、人類共通の財産として公開すべきことに反対する人の方が、常軌を逸していると言わざるを得ません。

 というわけで、科学が形をなし始めた頃の博物学時代の文献が続々とインターネット上に登場しているのは、ほんとうに喜ばしいことだと感じています。

 とくに、生物学や医学の源流となった博物学の資料は、芸術と科学が混沌としていることを感じさせられるものが多く、科学的価値はもちろんあるのですが、それとともに、あるいはそれ以上に見ているだけで目と心が楽しませられるものがたくさんあります。

 私は時折ネットサーフィンしながらそんなものを探すのがすきなのですが、今日はたまたま素晴らしいソースを発見してしまいました。

 武蔵野美術大学 美術館・図書館の公式アプリケーション MAU M&L 博物図譜 for iPhone, iPad

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 iPad、iphoneの無料アプリケーションです。
武蔵野美術大学 美術館・図書館では17世紀から19世紀の解剖図、自然誌、航海記などの貴重書を所蔵しています。「MAU M&L 博物図譜」では、当館が所蔵する貴重書の高精細画像を書誌情報や解説と合わせてご覧いただけます。それぞれのページを自由に拡大することができ、精緻な印刷表現の細部を隅々までお楽しみいただけます。
 膨大な量のものが公開されているのですが、今日はちょっとだけ見てみました。

 いずれも1700年台の著作です。
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 まずは「花鳥珍種図譜」よりです。次は、「自然のもてなし」から。
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 そして、中国ヨーロッパ
植物図譜です。
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 こういうのを眺めていると時間も、外の寒さも忘れてしまいます。
by stochinai | 2014-01-12 23:59 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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