5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

インフルエンザがヒタヒタと迫り来る

 昨日のうちから、インフルエンザで今朝の講義に出られないというメールが2件、講義室に行ってみるとインフルエンザやウイルス性腸炎により外出禁止令を出されて先週の講義を休みましたという届け出を診断書のコピーとともに提出した学生が3名、その他届けはないものの休んでいる学生数名ということで、厳寒期の札幌、インフルエンザが猛威を奮い出しているようです。

 私の講義でもやっているのですが、ウイルスと人間が戦うに際してもっとも効果的なのが、ヒトから人へのウイルス感染を防ぐことで、感染性の強いウイルス感染(インフルエンザやノロウイルスなど)の場合には、それを自分のところで食い止め、他のヒトへの感染をとどめることがもっとも効果的です。つまり、ヒトの集まる学校や職場へは決して出かけないこと、ましてや公共交通機関などは利用しないことが大切です。

 というわけで、出席の厳しい私の講義ですが、感染性の病気になった場合には、出席したと同じ扱いにしますので、安心してゆっくりと休んでもらうことにしています。

 今朝の講義は1年生に対する全学教育ですので、来週が最後の講義、再来週が試験というスケジュールになっています。学部や学科配属がまだ決まっていない多数の理科総合などの学生は1年生の成績如何で自分の希望の学部・学科にいけるかどうかが決まりますので、結構緊張感のある大学1年生生活を送っていると思いますが、その成績がすべて2月10日までに出揃いますので、成績をつけるこちら側も大忙しの時期です。

 入試、卒業、学部学科移行、そしてそれが終わると入学と、とんでもなくたくさんのことが一気に行われるのが大学の春でもあります。そして、その時期が日本でもっとも寒い時期でインフルエンザやウイルス性胃腸炎の時期でもあるのです。

 というわけで、全学教育の講義を終えて北キャンパスから南へ帰る途中では、いつものようにイチョウ並木の写真を撮ります。
インフルエンザがヒタヒタと迫り来る_c0025115_18143374.jpg
 さすがにセンター試験直後ということもあって、寒さが厳しく雪も深い中ですが道路のコンディションは見事に整備されています。

 理学部へ帰ってからは、手稲山方向の写真を一枚。
インフルエンザがヒタヒタと迫り来る_c0025115_18154144.jpg
 そして、これは本当に久しぶりかもしれませんが、ポプラ並木の方向も一枚撮ってみました。
インフルエンザがヒタヒタと迫り来る_c0025115_18162392.jpg
 雪の積もった松の木と、葉を落としきったポプラの細い枝のコントラストは意外に美しかったんですね。
by stochinai | 2014-01-20 18:18 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai