5号館を出て

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3年たっても

 3年前の今日は、曇一時雪後晴という天気でした。続々と入ってくる信じがたい映像が流れる画面から目を離すと、太陽ものぞき気温もプラスになる時間帯があり、いつもならウキウキとした春の気分が訪れても良い天候の下、私は3月8日(火)~12日(土)の予定で札幌コンベンションセンターで開かれていた日本生態学会での高校生ポスター発表の審査のために大ホールにおりました。何度も繰り返す揺れで、天井からぶら下がっていた大きな照明が落ちてくるのではないかと心配されるほどでしたが、その時には東北地方を襲った津波のことなど想像だにしていなかったことだけは鮮明に記憶しています。

 生態学会は予定通りにプログラムをまっとうしましたが、東北方面に帰宅することができなくなった会員のために、苫小牧演習林の宿舎が提供されるなど、緊急の対応も見事だったと思います。

 今日の札幌は雪後晴後曇と春らしく不安定な天候は3年前と変わりませんが、気温は上がらず今日もまた真冬日を記録しています。そんな中、明日の一般入試後期試験に向けて大学の準備は着々と進んで、昨日降った春としては記録的な大雪もあっさりと片付けられてしまっています。

 今日は午前中からお客さんが何組かいらっしゃって、部屋を出ることができなかったので、夕方に久しぶりに部屋の窓からポプラ並木側を撮ってみました。
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 空の様子はまさに晴後曇後雪みたいな感じです。

 雪の中ですが、ポプラの枝の向こうにはあちこちで進む工事のクレーンが何ヶ所も見えます。
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 原発周辺は仕方がないとしても、津波被災地域の多くがまだ仮設の建物しかできていないというニュースを聞かされると、「運が悪かったらオシマイ」では、国としての体をなしていないではないかと思ったりもするのですが、そういう政府を選んだのは私達なのだと思うと一方的に非難しても自分に返ってくるだけです。

 そういう意味では科学者のミスコンダクトなどに関してはさらに我々の責任は重く、そうそう簡単に正義をふりかざせずに口は重くなるばかりです。
by stochinai | 2014-03-11 18:45 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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