5号館を出て

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夏も近づく八十八夜

 というわけで、今日のグーグルが樋口一葉の誕生日のロゴになっていたのですが、季節を愛する日本人としては八十八夜を思い出すのがベターではないかと思ったりしています。

 例年ならば、まだまだサクラの開花も始まるか始まらないかという八十八夜ですが、今年は札幌中で満開になっているようです。

 こちらは中央ローンのサクラ(艶やかに咲くのでファンが多い)ですが、手前に横たわる浜に打ち上げられたクジラのような残雪がなんとも不思議な光景となっています。

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 今年は札幌中のサクラが4月の終わりとともに一斉に咲き出しているようで、どこにいってもサクラだらけです。1周間もすると終わってしまうので、花のあるうちにお花見をしてしまおうとあせる人の気持ちもよくわかる今年の春です。

 こちらは我が家の近くのサクラ並木。

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 そして、このところ連日お伝えしているアサガオの芽生えですが、今朝ついに双葉が全開となっていました。
 
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 こんなに時間がかかるものだったのですね。

 サクラもそうですが、春に出会う出来事は毎年「初めて見るような気分」になるのは、私が物忘れっぽい症候群だからでしょうか。

 ウキウキする気持ちだけは忘れないものですが、実際に起こっている現象は実は毎年同じようなものなので、なかなか脳に定着する記憶にはならないのではないか、というのは似非脳科学者である私の仮説です。ブログを読み返してみると、それが確信に変わります。毎年、同じようなことを書いてます。(笑)

 家を出る前に火の始末をするとか、電気を消すとか、鍵をかける、などといった毎日やることは、ほんの数分後には記憶から消えてしまう経験は、意外とたくさんの方にあることなのではないでしょうか。

 毎年、春になるとサクラが咲くということは、あまりにもルーティンすぎて記憶には残らないのが当然なのかもしれません。

 夏になると「今年は咲いたのかどうか」すらしっかりと思い出すことはできなくなりますよ(笑)。
by stochinai | 2014-05-02 20:42 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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