5号館を出て

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札幌も軽く30℃を越えました

 午後1時56分付けで理学部内に一斉メールが送信されてきました。大学の環境負荷低減推進員からの「節電のお願い」の転送です。定型文なので、いちいち注意して内容を読んだりしないのですが、こんなものでした。
各 位
 
サステイナブルキャンパス推進本部より節電依頼の連絡がありま
した。
 
つきましては,教育・研究及び業務に支障がない範囲で次の節電
をお願いします。
 
・エアコンを消して窓を開ける。
・照明の間引き点灯を行う。
・必要のない電化製品の電源を切り、コンセントを抜く。
・必要のないパソコンの電源を切り、コンセントを抜く。
 
なお,無理な節電で健康を害することのないよう留意願います。
 札幌気象台の発表では、このメールが発信されたちょっと前の午後1時22分に最高気温32.9℃が記録されtえいます。ご存知のように、昨日から異常高温が続く北海道では異常な高温が記録され、毎日新聞のウェブ速報によると次のようになっています。
 午後4時の速報値では、最高気温の上位10位を北海道の観測地点が独占。北海道音更町駒場で37.8度(午後2時4分)、美幌町で37.2度(午後0時52分)、北見市で37.2度(午後1時9分)、置戸町境野で37.0度(午後2時33分)、遠軽町で36.9度(午後1時2分)など道内各地で観測史上最高気温を更新した。
 まあ、こういう地点から比べると札幌の32.9℃などかわいいものですがさすがに皆さんぐったりしていました。

 私はなんとなくひさびさの本格的夏を楽しんでいたりしたのですが、仕事をしていたというよりは実験室で動物の相手をしていたり、水作業をしていたということを考えると結構のんきなものです。我々、教育研究職は残業手当が出ない代わりに、裁量労働制という契約が結ばれているので、その気になれば昼食後は昼寝をして日が落ちて涼しくなってから仕事を再開することも理論的には可能です。

 いっそのこと、日本中が夏の間は自宅に昼食で戻り、その後には昼寝(シエスタ)をして、涼しくなってからまた仕事に戻るというスタイルも考えたほうが良いという、毎日新聞M村記者のFacebookでの提案に賛成したくなる一日でした。

 夕方、ポストまでハガキを出しにいくついでに夕涼みを兼ねた散歩を少し。

 今年はまだ見ていない文系長屋北端のヤマボウシを見てビックリ。どうやら水不足でかなり状態が悪くなっているようで、花が開かずにチリチリとした感じです。

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 例年なら湿っているはずの樹間の地面がカラカラに乾いていました。今年の夏は、こうした湿り気が好きな植物にもかなり厳しいものになりそうです。

 そのまま理学部の横を抜けてポプラ並木の横の花木園へ。観光客もひとりもおらず、いい感じの夕涼みになりました。

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 そのまま突き進んで奥のクロユリ畑のところです。

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 右にあるクロユリ畑ではまだほとんどの花が残っていました。

 そのままポプラ並木を戻ります。

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 並木の向こうには、理学部の低い建物と農学部の時計塔が重なって見える北大らしい風景になっています。

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 そして理学部の裏を眺めながら農学部を抜けて戻ってきました。

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 左から6号館低層棟・高層棟、5号館高層棟と手前の遺伝子実験施設、その右側の極低温液化センターと奥の2号館高層棟、ちょっと見えにくいですがそのみぎにある低い建物が実験生物センターです。

 こちらから理学部を見ることはあまりないので、見るたびに「キレイだな」と思ってしまいます。
by stochinai | 2014-06-03 20:36 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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