5号館を出て

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日本のメディアにとっても衝撃ではないのか

 取材源を秘匿したことが法廷侮辱罪にあたるのだそうで、証言を拒んだニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラー記者が収監された(共同)というニュースです。

 「刑務所には行きたくないが、取材源を守るためには選択の余地がない」という記者の意見はジャーナリストとしてはあたりまえの発言だと思うのですが、私は断固支持したいと思います。

 「主要紙の著名記者が収監されたことに米メディアは強い衝撃を受けて」いるとも書いてありますが、当然ではないでしょうか。逆にもし、アメリカのこととは言え、日本のメディアも衝撃を受けていないのだとしたら、あまりにも感性が鈍いと言わざるを得ません。意見が述べられている記事を書いて欲しいものです。

 これだけ日米の政府の仲が良いのですから、アメリカで起こったことは他人事と思うべきではありません。日本のメディアの記事を読む限りは、怒りや恐れがあまり感じられないのが逆に恐ろしいと思います。

 新聞記者って、何なのですか?

 日本の新聞記者も政府を揺るがせるようなすっぱ抜きの記事を書いて、逮捕されたとしてもこのくらいの言葉を吐いてくれるようになったら、ずいぶんと状況が変わるのではないかと思います。

 国民の多くは政府と利害関係が相反しているという事実と、メディアは政府だけではなくそういう国民の利益も守ってくれているという信頼感がなくなってきていることも、今の日本のマスコミ危機の原因の一つではないのでしょうか。

 ジュディス・ミラーさんのような毅然たる態度を取れる記者のいる新聞社(ニューヨーク・タイムズ紙)は信頼のポイントを上げたと思います。
Commented by kiyoaki.nemoto at 2005-07-07 19:56
ウォーターゲート事件のディープ・スロートの評価も未だ定まっていませんが、特に国民が政権を監視するほぼ唯一の手段としてメディアが存在する限り、記者は守られるべきでしょう。
ブッシュ政権が最高裁判事に誰を指名するかによっては、今後もこの(情報源の秘匿を認めない)最終判断が生き続けることになるのだろうと思います。
Commented by stochinai at 2005-07-07 22:29
>記者は守られるべきでしょう。
 ですよね。だから、みんなで声を上げないと、、、、。
by stochinai | 2005-07-07 13:51 | つぶやき | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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