5号館を出て

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夕景のきれいな季節になりました

 朝夕はめっきり冷え込むようになった札幌です。夏掛けで寝ていると明け方には寒さで目を覚ますこともあります。今朝の最低気温は14.7℃、最高気温は21.6℃です。そろそろ半袖も終わりかもしれません。

 こういう季節には夕景がどんどん美しくなってくるという楽しみがあります。昨日のショーは特別編でしたが、今日は金色の夕焼けとなりました。

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 午前中は緑の山を愛でて、午後には夕焼け、大学内に幽閉されていてもどちらも無料で楽しめます(笑)。

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 一日中デスクワークだったので、これ以外の写真はないのですが、数日前にネットで話題になった昆虫の精密画のご紹介をしておきたいと思います。

17世紀の女性昆虫学者が精密にスケッチした昆虫・植物図鑑「Erucarum Ortus」の美麗なイラストレーション

 動物でも植物でも細密画はとても好きなのですが、最近よりは昔の(というか大昔)のほうがたくさんの作品があるようで、著作権の切れた美しい絵がネット経由でもいろいろと見られるようになってきたのは、とてもうれしいことです。

 先日、国際芸術祭になぐり込みをかけた再生学者たちの企画をお知らせしましたが、マリア・ジビーラ・メーリアン(Anna Maria Sibylla Merian)の細密画を見ると、もともと生物学と芸術は切っても切れない関係にあったことが納得できます。

 原著が192.3Mbyteのpdfファイルでダウンロードできるのですが、それはちょっとという方はこちらに引用された絵を見るだけでもかなり堪能できると思います。

 その中に、先日我が家を襲ったイモムシによく似た絵もありました。

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 写真だとあまりにもリアルでゾゾーとしてしまうというひとでも、こういう線画の芸術作品になっていたら、かなり恐怖感は薄らぐのではないでしょうか。

 なんとカイコの絵もありました。

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 ただ精密なだけではなく、画家(研究者?)の感情(愛情)も感じられるのが細密画の楽しみです。

 我々も生物学科(動物学科)の学生時代には、昆虫やエビなどの精密画のスケッチを強要されたものです。私は才能がないのでダメでしたが、もしも才能があったならな、これは十分に職業として今の時代でもお金を稼げる生物学だと思うのですが、我こそはと思われる方は是非ともがんばってみていただきたいと思います。

 そもそも、楽しく思えないようではうまく描けないでしょうが、楽しいと思えて描いた絵がお金になるのだったらこんなに素晴らしいことはないかもしれません。

 博士を取った後でも、自活できるだけの稼ぎが得られるかもしれませんよ。
by stochinai | 2014-08-26 19:47 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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