十五夜イブイブのリノベーション

　明後日8日月曜日が今年の中秋の名月の日なのだそうで、そうすると今日は十三夜くらいにあたるのでしょうか。本日正午の月齢は11.5だそうですが、夕方まだ明るいうちから月が登ってきていました。


　これは午後6時頃の月です。

　さて、今週と来週は我が家のリノベーション・ウィークになっており、住人は2階で避難所生活を余儀なくされています。


　確かに生活は不便ではありますが、引っ越しなどをせずに新しい住居に移行できるということは、私のような無精者にとってはとても助かります。


　それに、最新の大工さんの仕事ぶりを見ることができるというのもなかなか興味深い経験です。


　今の大工さんはハイテク化されていて、昔のようにノコやカンナやカナヅチなどは基本的に使いません。

　材料は基本的に半完成品が運び込まれ、最終的なサイズへと電動ノコで整形され、最後は接着剤と圧縮空気による釘打ちでどんどんと止められていきます。ネジはインパクト・ドライバーでシュルシュルシュルと打ち込まれていきます。

　非常に精密でいながら、スピーディに進む仕事を見ているのはかなり楽しいことでもあります。

　これほどに機械化されていると、昔のように素人がノコとカンナとカナヅチとドライバーで日曜大工することはほぼ不可能と感じられます。

　もし、何かを作りたいということならば、精密な設計図を作ってホームセンターに行き、完璧な部品を調達して、自分でやるのはそれをドライバーや接着剤で組み上げ、塗装するあたりなのかもしれません。

　いずれにせよ、我々が中学校の技術家庭科で習った技術はもはやほとんど役に立たないことを思い知らされております。

　おもしろいですが遠い、というのが正直な感想です。