5号館を出て

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台風情報はテレビよりもネットで

 テレビでは昨日も今日も台風情報ばかりを繰り返し流していますが、一番知りたいのはこれから台風がどういうふうに進んでいくかということです。もちろん、テレビでも一般的な台風の進路というこれ(これはYahoo!の台風情報からです)と同じ図が出てきます。

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 この時間になると、台風の進路予想はかなり絞りこまれてきており、この図でもそれほどフラストレーションなくこれからの台風の動きが想像できます。しかし、今日の夕方くらいまでは、台風の進路は時間とともにどんどん予想範囲が広がっていくものが示されており、見る度にイライラさせられるます。

 そういう時には他の気象情報を見るといろいろなことがわかります。普段ならばこの雨雲ズームレーダー(これもYahoo!のものです)は1時間後の予想もムービーで示してくれるのでとても有用なのですが、台風のような動きの遅いものの場合にはあまり役に立ちません。1時間たっても雲の形はほとんど変わらないのです。

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 そんな時に、わりと最近になって公開されるようになった地球上全体での風の動きを見せてくれるEarthというサービスが役にたちます。

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 台風による渦巻状の風が台風の位置とともに、その勢力をはっきりと示してくれるのです。今は大阪付近に台風の中心があるようですが、この図を見ると渦がすでに崩れかけていて、台風の勢力がかなり衰えていることがはっきりとわかります。

 これはEarthのFacebookコミュニティページに載っている10月10日の画像ですが、右にある台風19号と並んでインドの東に同じような形をしたサイクロンがあり、どちらも強烈な渦巻きとなってその強さを誇示しているのがわかります。

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 Earthでは台風の強さが手に取るようにわかるので、とても役にたちます。

 一方、今日になってデジタル台風というサービスが気象庁防災情報XMLを用いて、台風進路予想図よりも詳細な履歴情報を示していることを知りました。これはすごいです。

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 過去の予想(それも、時間とともにだんだんと正確さを増していく様子とともに示されている)と実際に台風が通った経路(黄色い点)、それに現時点でもっとも確度の高い今後の進路予想(赤)が刻々と示されていきます。

 この時間になると、赤の領域が絞りこまれてテレビで流れる進路予想とあまり変わらないのが残念なのですが、今日の昼くらいまでは、その予想の差が歴然と示されており感動しました。テレビの進路予想が説明なしに結果だけを示しているのに対して、この予想図ではなぜ今このように予想されているのかか今までの予想の当否とともに示されるので、見た目はちょっと煩雑ですが、なんとなく信頼性が高く思われますし、刻々と修正されていく進路予想がどちらにずれているのか、あるいはずれる方向の傾向が捕まっているのかいないのか、などということもわかりとても興味深いです。それを参考にこちらでも「素人予想」を立てることが可能になるのが、さらに楽しくもあります。

 というわけで、すでに今後の台風の運命はほぼ想定の範囲内におさまってきてはいるのですが、その上でまだ今後の被害が想定されるのもまた事実で、雨や風の被害が予想されている範囲の方々には十分にご注意をお願いいたします。

 それにしても、我々にこれほどの情報がリアルタイムで提供されるとは、本当にすごい時代になったものだと思います。





Commented by chakepapa3 at 2014-10-14 01:52
参考になりました。
ありがとうございます。
こちらは台風が通過して甲府から
東京をめざしているそうですね。

昔札幌で真駒内を通って札幌に向かっている時
台風で
トタン板が待ってきて車にぶつかったことがありました。
40数年前でしたが。
Commented by stochinai at 2014-10-14 12:18
 コメントありがとうございます。

 札幌は現在、小雨で風へほとんどありませんが、気温が8℃と今の時期としては異常に低くなっています。これもまあ、台風の影響なんでしょうね。
by stochinai | 2014-10-13 21:17 | 科学一般 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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