5号館を出て

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紅葉・黄葉と枯葉

 寒暖の差が激しい毎日、家の中に逃げ込める人間と違って、外に居続けざるをえない植物にとっては過酷なシーズンです。もちろん、このくらいの低温や温度差にもめげず青々と葉を茂らせ続ける植物もあるのですが、南の方から連れて来られた園芸植物にとっては文字通り生死の分かれ目になる季節になりました。

 先日まで元気に咲いていたアサガオもさすがに臨界点に届いてきたようです。

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 右側の家の壁に近い部分はまだ花を咲かせたりと頑張っているのですが、左側とその上のほうの葉や花のツボミなどはすっかり霜にやられてしまったようです。

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 アサガオのような草本植物ではあまりみられませんが、木本の樹木の中には秋になると枯れて落ちる前に、葉が赤くなったり、黄色くなったりする紅葉や黄葉という現象があり、人々の目を楽しませてくれます。

 こちらは真っ赤に染まったニシキギの葉です。

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 カサカサになってしまう、枯葉と違って紅葉や黄葉と呼ばれるものの多くはまだ柔らかく、生きている雰囲気が感じられるところが大きな違いです。

 ミズナラの葉は緑から一気に茶色になってしまい、まさに「枯れてしまった」感じに変化します。

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 フジも枯葉の雰囲気が強いのですが、茶色になる前にちょっと黄色みを帯びた柔らかい葉になる時期があるようですが、鑑賞に耐えるほどの美しさはありません。

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 それに比べると、シラカバの葉はそこそこ黄葉を楽しめる感じに変化します。

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 ブラックベリーは黄色を主に、周辺から赤くなってきて、なかなか味のある変化を見せてくれます。

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 このように、活き活きとした状態のまま色が変わるものが紅葉や黄葉と呼ばれているのに対して、寒さで一気に枯死してしまったものは枯葉ということになりそうです。もちろん紅葉や黄葉も遅かれ早かれ枯葉として散ってしまうので、それほど大きな差があるわけではありません。

 中には、このレンギョウにように雪が降るまで緑のままでがんばる木も結構あります。

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 草本の中にはアサガオよりも寒さに強く、雪に埋もれるまで元気に咲き続けるキクなどもあり、庭の草木の寒さに対する強さはほんとうに千差万別です。

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 今日の札幌はこの季節としては異常に暖かい一日となり、最高気温が21.4℃とこの時期としては記録的な暖かさを記録しました。美幌町では最高気温が25℃まで上がり、平成20年に北見市常呂で観測した10月14日の記録を更新して、北海道での観測史上、最も遅い夏日になったそうです。

 もっとも、この暖かさも長くは続かず、明日の夜からは急激に気温が下がり、明後日は雪になるかもしれないと予想されているなど、気温差の激しい時期であることは間違いなく、外にいる動植物たちにはほんとうにつらい季節なのだと思います。

 安全に冬眠に入ってくれることを願わざるを得ません。





by STOCHINAI | 2014-10-26 20:20 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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