5号館を出て

shinka3.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

雪の季節再開

 今朝、25cmの積雪深を記録した札幌ですが、日付が変わる頃には15cmにまで減少しました。とはいえ、例年通り雪の季節の再開です。この冬もまた、公式記録グラフウォッチも再開いたします。

雪の季節再開_c0025115_00484974.jpg

 グラフは札幌市の公式記録サイトの中央区のものではなく、私の住んでいる東区のものを使うことが多くなると思いますが、今見てみると、昨年もこの頃に一時的な積雪が記録されています。

 昨年の11月12日のブログを見てみると積雪の様子が良くわかります。昨年の11月12-13日の雪も根雪にはならずにとけていますが、今年の今日の雪も根雪になることはなさそうです。

 先週の金曜土曜日は旭川に居たのですが(そういえば、土曜日の帰りにはひどい目にあいました)、昨年の11月15-16日には同じ先端科学移動大学の行事で釧路に行っていたことを思い出します。

 今日は新しい雪はほとんど積もらなかったのですが、昨日までに降った雪への対応として、家のまわりの除雪をしたり、余裕をもってガレージやカーポートの上の雪おろしをしたりしました。

 これは昨日撮ったものですが、ドウダンツツジの葉がまだ散らない株も多い中で雪が降るとこういう美しい景色になります。

雪の季節再開_c0025115_01220599.jpg

 この時期には、枯れ葉が散るとそれを片付けなければならなくなるのですが、こうして雪が降ってしまうとそれができなくなります。落ちた葉はいずれ分解されてしまうので、実は落ち葉は片付けることなく分解されることを待てば良いはずなのですが、景観上なかなか放置できないのが現実です。でも、雪の下に埋もれてしまうと片付けることができなくなりますので、それを口実に放置することが正当化されるという「利点」も生まれます。葉の種類によっては、雪の下で分解が進むものもあり、そうしたものは清掃することより放置することがもっとも適切な対応なのだと思いますが、その上に雪が積もらなければ放置するわけにもいかないのが社会生活というものです。

 北国の雪には、そこに住む人を無駄な清掃作業から解放してくれるという積極的な意味もあるのだと、雪の降り始めには変な正当化理論を思い出してしまいます。

 今日は除雪作業をしながらそんなことを考えていましたが、同時に先週旭川におじゃました時に駅で見たアイヌの行事のミニチュアを思い出していました。

雪の季節再開_c0025115_01441353.jpg


 北海道議会議員の中にはアイヌが北海道の先住民族であるという科学的歴史認識ができていない愚かな人もいるようでとても恥ずかしいのですが、アイヌあるいは北海道の先住民族が何万年もこの厳しい冬を乗り越えてきたことを考えると、数々の文明機器を持っている我々が北海道に住むことがいかに恵まれていることかと、改めて感謝する今日このごろです。





by STOCHINAI | 2014-11-15 23:59 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai