2014年 12月 18日
季節のご挨拶
今年もCoSTEPが誇るデザイナー「O23さん」から季節のご挨拶状をいただきました。
一見するとたくさんの風船でできたリングのようにも見えますが、画像をクリックして拡大していただければすぐおわかりになるように、毛糸玉でできたリースです。
リースはクリスマスのシンボルであり、毛糸は来年の干支である羊を意味していることを思うと、この作品は見事に和洋の年末年始を融合させたものであることがわかります。
O23さんは、色合いがちょっと思ったようなものには仕上がらなかったとおっしゃっていましたが、画像をクリックして拡大した上でじっくりと鑑賞していただければ、手描きの線が毛糸の暖かさや手に触った時の引っかかり感までを表現していることが良くわかります。
昔は、どこのうちのお母さんも毛糸玉からセーターやマフラーを編み上げていたもので、買ってきた時には50センチ位の輪になっている毛糸を子どもたちの両手にかけて、子どもはちょっと緊張しながら左右にそしてちょっとだけ上下に振りながらお母さんが毛糸を玉に巻き取るのを手伝ったものです(懐かしい)。
そして、出来上がった毛糸玉から編み物が始まると、ネコが毛糸玉にじゃれるというほのぼのとした風景も普通に見られたものです。(写真はこちらからの引用です。)
最近でも毛糸で手編みをする女性が(男性も?!)たくさんいるのだそうで、でき上がるまでも作業を楽しめますし、回りにいる子どもたちやネコや、時にはお父さんも幸せにしてくれる作業は永遠に不滅なのでしょう。
昨日も今日もほとんど何事もなかった札幌ですが、幼稚園や小中学校などでも嵐の予報で休校になったところがたくさんあるようで、もちろん何事もなかったことは喜ぶべきことではありますが、外に出てはダメと言われて学校が休みになった子どもたちは暇と体力を持て余して家族の邪魔をしまくっていたのではないかと思われます。
今朝の日の出直後くらいの我が家から見た東の空です。
道東の方ではまだまだ荒天が続いていたようですが、西の我々はなんとか逃れさせていただきました。
被害に合われた方々には心からお見舞いを申し上げますが、テレビや新聞での脅迫的大騒ぎの一方で、北見や根室の地元の方々は「数年に一回はこういうのが来るんだ」と飄々とインタビューに答えていたのが印象的でした。
地球温暖化の影響による嵐や異常気象もあるのでしょうが、長く住んでいる人達にとっては「こんなこともあるさ」というのが正直な感想なのかもしれません。
天変地異が相手では、たとえ呪ったとしても何も変わりません。それよりは、淡々と受け入れて明日からの生活を考えるというのが、何百年・何千年と暮らしてきた人間の智慧というものなのかもしれません。
生き続けている限り、明日は来るのですから・・・。
by STOCHINAI
| 2014-12-18 17:51
| CoSTEP
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