2015年 02月 13日
Cell の生物写真アルバム Cell Picture Show
生物学の写真は学術的にも貴重ですが、それとは独立にただ「美しい」と思わされるものも多いものです。



そんな写真を集めて、学術雑誌の Cell が年に一回アルバムを出して、今年で5回目だそうでメールでサイトへのお誘いがきました。
説明を読むと、病気の組織だったり、寄生虫だったりとかなりグロいものもあるのですが、そんなことは知らずに楽しむのが良いのかもしれません。
いくつかおすすめの写真をご紹介します。

中央にある毛のまわりに増殖したメラノーマ(悪性黒色腫)細胞です。命の危険にさらされる細胞なのですが、ヘマトキシリンーエオシン染色という我々も日常的に使う染色法で染めただけですが、とても「きれい」な幾何学模様になっています。
両生類の敵と恐れられているツボカビとヤドクガエル(これは健康そう)です。

ラナンキュラスという園芸植物の茎の輪切りでしょうか。よく見ると厚みのあるのにすべての部分にピントがあっている3D写真です。

確かにきれいですが、このようなものは我々の研究室でも日常的に見ているものとそう違わないので、その気になって撮れば応募できるようなものも作れるかもしれません。
とはいうものの、いざ撮るとなったらそうそう簡単にはいかないのでしょうけど(笑)。
by STOCHINAI
| 2015-02-13 19:39
| 生物学
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