5号館を出て

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春一番じゃないのか?

 3日間、札幌を不在にしていただけですが、東区の積雪深が今朝80センチを切っていました。昨年は、この時期にとんでもない大雪が降ったので、本日の積雪深を昨年と比べると2倍近く違うことが印象的です。

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 今日は一日中曇りだったのですが、気温はほとんど下がらず雪解けは進んでいるようです。そして、午後になって南寄りの風が強くなってきました。北海道では「春一番」という春の強い南風があるのかどうかは良くわかりませんが、なんとなく春一番を感じさせられるような風です。

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 Wikipediaによると春一番は、「おおむね、立春から春分までの間に、日本海を進む低気圧に向かって、南側の高気圧から10分間平均で風速8m/s以上の風が吹き込み、前日に比べて気温が上昇することを発生条件とする」となっています。春分の日は過ぎていますが、今日の札幌の午後に吹いている風の風速はこの条件を満たしています。

 また、天気図を見ると日本海に低気圧がいます。

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 ただ、気温が前日よりもグッと上がったかというと、ほぼ昨日と同じ気温で推移しています。

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 さらに、追い打ちをかけるようにWikipediaの冒頭の説明がダメ押しをしてくれます。
春一番(はるいちばん)は、北海道と東北、沖縄を除く地域で例年2月から3月の半ば、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風。主に太平洋側で観測される。春一番が吹いた日は気温が上昇し、翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多い。
 と、そもそも北海道には「春一番」がないという定義になっています。そのほかの条件として強い風の吹いた日だけ気温が上がり、前日と翌日は気温が低いことが多いとされていることも、今日吹いている風を「春一番」と呼ぶことを否定する条件になりそうな気がします。

 いずれにしても、こうした気象イベントがあったのかなかったのかを決めるのは気象庁なので、そうそう簡単に「北海道にも春一番が吹きました」とは言ってくれないとは思いますが、最近は「エゾ梅雨」などという言葉も多く聞かれるようになってきましたので、そのうちに「エゾの春一番」などと言われる風も吹きそうな気がしています。

 つまらないことをグダグダと書いているうちに、どうやら強い風も弱まってきたようです。 札幌では「強い風が吹いておさまったら雨になる」という言い伝えがありますが、天気予報でもこの後は雨の予想が出ています。それとともに、夜明けに向けてさらに気温が上昇するようで、いつもなら最低気温を記録する夜明けに向けて最高気温になるという「変な朝」を迎えることになりそうです。

 明日朝の路面が心配ですが、よく考えてみると主要な道路にはもう雪がありませんので、まあ大丈夫でしょうね。






by STOCHINAI | 2015-02-22 22:53 | 札幌・北海道 | Comments(0)

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