5号館を出て

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杉浦日向子さん

 NHKテレビなどで何回かお見かけしたくらいで、著作は読んだことはありませんが、見てきたように江戸を語る語り口はなんとなく気になっていました。そのうちに、まとまった本なども読んでみたいと思っていましたが、まだまだ若く見えるししばらく先でいいかな、などと思っていたのですが、なんと22日に亡くなられていたとのこと、ショックを受けました。見た目よりは遙かにお年を召しておられたようで、46歳とのことです。

 1988年にあの怪しげな趣味人、荒俣宏と結婚していますが、半年で離婚したことは強く印象に残っています。

 もともとは漫画家だったようですが、そちらはかなり前から引退していたとのこと、私にとってはテレビで江戸を語る不思議なお嬢さんという印象でした。

 下咽頭がんだったとのことですが、まったく惜しい方を失ってしまったものです。

 今年はじめに亡くなられた中尊寺ゆつこさん(享年42歳)とイメージが重なります。

 お二方とものご冥福を心からお祈りいたします。

追記:
 杉浦さん追悼の文章が続々と書かれていますが、とりあえず次の3つは読んでおいていただければと思います。

 極東ブログさん
 余丁町さん
 Suzieさん

追記2:
 いろいろと考えさせられることが多いのですが、言いたいことはすでに言い尽くされつつあります。

 BigBangさん
 深夜のNewsさん
 ハミングバードさん
Commented by choyushi at 2005-07-25 18:04
はじめまして。TBさせていただきました。
私はTVの方を見た事がないんですが、著作はいくつか拝見しました。普通の江戸研究本と違い、非常に分かりやすく(江戸に)親しみの持てる記事でした。もっと多くの著作を残して欲しかった…
本当に惜しい人を亡くしました。
Commented by stochinai at 2005-07-25 18:13
 choyushiさん、TBとコメントありがとうございました。
 なんかガツガツした時代の清涼剤のような方で好きでした。彼女の話を聞いていると、金・かね・カネの世の中から、のんびりしたムードの江戸へと連れていってもらっているようで、いい感じだったのですが、惜しいという言葉以外が出ませんね。
Commented by cafesuzie at 2005-07-25 20:35
こんばんは。
こういう風流な研究をされている女性は少ないのでは。闘病姿をお見かけした者にとって、その死はやはり残念です。治癒してほしかったです。
TBさせていただきますね。
Commented by stochinai at 2005-07-25 20:54
 Suzieさん、TBありがとうございました。
 ちょうど、Suzieさんのエントリーを追記させていただいたところでした。余丁町さん、極東ブログさんを始め、彼女の死を悼んでいる人が驚くほど多いのを知って、まだ日本も捨てたもんじゃないと思い直していたところです。
Commented by ハミングバード at 2005-07-26 16:44 x
stochinaiさん、はじめまして。TBをありがとうございました。追記2の方にまでのせていただいて恐縮です。

素晴らしい作品をいくつも残されて、きっと彼女が江戸へ帰るその道には、たくさんの美しい花が咲くのでしょうね。

Commented by stochinai at 2005-07-26 17:39
 ハミングバードさん、はじめまして。
 失礼とは思ったのですが、勝手にTBさせていただきました。私のページを読んでくださる善い方に、是非ともハミングバードさんのエントリーも読んでいただきたいと思ったのです。
Commented by 真魚 at 2005-07-27 02:41 x
TBと拙ブログの紹介ありがとうございました。

杉浦さんは今頃、江戸の街でそばでも食べているのではないでしょうか。自分は杉浦さんの作品を通して江戸時代のことを知りましたから、江戸時代のことを考えると、そこに杉浦さんがいるような気がします。
Commented by stochinai at 2005-07-27 11:47
 真魚さん、ありがとうございます。
>できることならば、年老いた杉浦さんが書く江戸時代が読みたかった。
 という真魚さんの言葉に強く共感しました。年をとってからの魅力を予感させてくれる稀有の存在だった彼女を失ったことは、想像以上のダメージを日本全体に与えるような気がします。
 これからも、よろしくお願いします。
by stochinai | 2005-07-25 17:19 | つぶやき | Comments(8)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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