5号館を出て

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全国的にひな祭り(「ラッコラ」の個人解説)

 もはや「ひな祭り」は世界的なおまつりに数えられるようになったのかもしれず、Googleドゥードゥルでも流し雛などというコアなひな祭りの絵柄になっていました。

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 それより驚いたのは、flickr(もちろん英語版)の検索窓に「ひな祭り」と日本語で入れたら出るわ出るわ。ひな祭り写真の洪水になりました。その中からお借りしたのはHideya HAMANOさんが撮った「勝浦ビッグひな祭り」の一枚です。(Attribution-NonCommercial-NoDerivs 2.0 Generic (CC BY-NC-ND 2.0))

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 本家の徳島県勝浦から千葉勝浦にやってきたおよそ7000体のひな人形の一部600体が飾られた覚翁寺山門前と思われます。お雛さまはどこのうちでも女の子が出て行った後には困った存在になるようで、こうしたジャンボ雛飾りは全国で増え続けているのでしょう。

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 さて、今日は株式会社スペースタイムさんの社長さんと2名の社員さんから、昨年からスペースタイムで始まった新しい取り組み「ラッコラ」について詳しく話をうかがうことができました。

 ラッコラという名前は最近、時々聞くようになってはいたのですが、それがスペースタイムで行われている子供向けのプログラミング教室らしいということ以外はほとんど知らなかったので、詳しく解説を受けていろいろと納得することができました。巷に増えつつある子供向けのプログラミング教室やロボット講座などとはひと味もふた味も違うものであることがよくわかりました。こちら「ラッコラの夢」に書かれているようなことを丁寧に説明したいただきました。
私たちがラッコラを通して目指しているのは「問題を解決するための考え方と知識」を身に付ける教室です。
“プログラミング”という船・を操縦できるようになると、あらゆる分野に共通の「問題を解決するための考え方」という最強の能力を身に付けられる
 なるほど、わかってきました。子どもたちがサイエンスを理解するためのツール(非常に論理的な言語であり、実際に動かして確かめることのできる道具)としてコンピューターの上で動き、それをディスプレイの上でリアルタイムで確認することのできるコンピューター・プログラムを使うということのようです。

 しかもそのプログラムは実際にプロが使っている言語であるJavaScriptというのですから、中途半端なものではありません。

 子どもたちは実際に体験しながら、自分のまわりの「自然」がこのプログラムで表現できる「しくみ」でできていることを身をもって理解していくことができると思います。

 逆に、子どもたちの親御さんがこのスペースタイムの「思想」をしっかりと受け止めてくれるかどうかが心配と言えば心配になりましたが、北大CoSTEPの第一期性で工房を開きバリバリに活躍中であるサイエンス・コミュニケーターである社長の中村さんが本気になって親御さんたちに、この教育プログラムの意義と凄さそれに将来性(「未来性」と言ったほうが適切?)を伝えてくれることを期待したいところです。

 ここで育った子どもたちが、将来の世界の科学の担い手になってくれることが期待できそうな気分にさせられるいいお話でした。

 興味のある方は、こちらをご覧ください

全国的にひな祭り(「ラッコラ」の個人解説)_c0025115_19430871.jpg







by STOCHINAI | 2015-03-03 19:46 | つぶやき | Comments(0)

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