2015年 03月 22日
雪解けは早くても植物ごよみは粛々と例年通りに進行中
昨日のセリの水栽培の評判が思ったより良かったので、第二弾です。
昨日、お見せしたのは比較的大きな根の切り株から培養したもので優秀なグループだったのですが、一部根株が小さすぎてそのままダメになってしまうのではないかというものをよけてありました。そのダメグループも本日の時点で小さいとはいえ元気な芽を伸ばしていることが確認され、想像以上にセリは生命力の強い植物だということがわかりました。ほんのかけらからでも十分に再生できそうですので、ぎりぎりまで食べてしまったという方もお試しください。
さて、今年の雪解けは例年より10日位上も速いペースで進んでおり、あちこちで地面が露出して植物たちの芽も見えてきました。先日ご紹介したミツバは順調に生育しています。
その一方では、例年ならば雪の下から出てきた時にはすでに花芽が上がってきているスイセンやクロッカスはまだまだ花芽を見せてくれていません。こちらがスイセン。
そして、こちらがクロッカスです。
かろうじて毎年、春一番に花を咲かせるシラーの花芽が確認できます。こちらは、こぼれ種から生育したらしいもので、主群落とは離れた位置にありました。
小さいですが、もうすぐ咲きそうです。大きな群落のものはちょっと遅れているようです。
モクレンの蕾もいまいち膨らみが足りません。
植物は雪があるとかないとかではなく、春を迎えるまでにしっかりとした「時間」の経過を必要とするということなのかもしれません。
それにひきかえ、動物は気温さえ上がれば、どんどんと活動を再開するようです。
こちらは昨日から、玄関風除室から外に出した冬越しキンギョですが、元気に泳ぎまわってエサも食べています。
動物と植物の季節に対する反応の違いの差は、なかなか興味深いものを感じさせてくれます。
今日の最高気温は8.8℃でしたが、日差しのある時間帯の室内は暑いくらいになりました。明日は最高気温4℃にまで下がるということなので、ひさびさに「降雪」を見られるかもしれません。
まさに三寒四温、ジェットコースターの日々ですが、春は確実にそこまで来ています。
by STOCHINAI
| 2015-03-22 21:31
| 札幌・北海道
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