2015年 04月 05日
ヒヨドリ
北海道のヒヨドリは夏のトリで、冬になると本州に渡って行ってしまうので冬にはいなくなると言われていました。ところが、少なくとも2000年以降に意識的に観察した記憶では、このあたりには冬でもヒヨドリが飛び回っていることがはっきりしています。一説には、北海道にはエゾヒヨドリという亜種が昔からいて、必ずしも本州には渡らないのだそうです。というわけで、あまりはっきりしない情報になってしまいますが、我が家にはこの冬の間もヒヨドリが出没していました。ヒヨドリといえば、花の蜜や果物が好きなトリという評判なので、リンゴを与えてみました。その結果が昨日お見せした写真です。






昨日はリンゴの写真だけだったので、本当にヒヨドリが食べにきているのか、不審に思った方も多かったのではないかと思いますので、今日は「証拠写真」を揃えてみました。

モクレンの木にやってきたヒヨドリです。木のななめ下にある、半分壊れた餌台をチラチラ見ています。

そして、昨日お見せしたリンゴをまたつつきに降りてきました。

横においたホオズキには目もくれていないのかと思っていたら、意外なことに食べ始めました。

ひとつは飲み込んだようですが、もうひとつはくわえたものの放り投げてしまいました。

なんとなく小さめに見えるので、若い個体なのかもしれません。羽もなんだか生えそろっていない感じもします。

この後、エサが足りなさそうだったので、新しいリンゴとバナナを餌台に置いてみました。
バナナは最初、警戒していたみたいだったのですが、外出して戻ってきてみると一本まるごと置いてあったものが半分くらいに小さくなっていました。
今はまだ、この個体だけが主なお客さんのようですが、彼(彼女?)が通ってきてくれていると、他の個体も誘われてくるのではないかと楽しみにしています。
カラスが来たりしないかというのが、心配の種ではありますが・・・。

ヒヨドリを呼び寄せると大変ですよ。仲間を沢山連れて来ます。そして、蕾を次々に囓ってしまい…。ウチの近所では彼岸桜の並木など、他の花より早く咲く花や蕾に群れで襲いかかって、ひどい乱暴狼藉ぶりでした。蜜を吸って受粉を助けるという説があるのですが、蕾も花も丸ごと囓ります…。どうすることも出来ず、やきもきしました。
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たくさんいるとそういうことになるらしいですね。幸い(?)こちらにはそれほどたくさんのヒヨドリが群れるほどおりません。我が家にも今のところ、最大で2羽(夫婦?)しか来たことがありません。ただ、2羽でも乱暴は働くことがあり、我が家の鉢植えのフユサンゴ(こちらではヒメダイダイ)の実、50個ほどをひとつ残らず食べていったことはあります。そろそろ咲くモクレンの花も狙っているようなのですが、この勢力ではモクレンに大きなダメージを与えられないようです。
というわけで、今のうちは笑ってながめていますが、そのうちにお引取りを願うということになるのかもしれません。いずれにしても本州のヒヨドリと北海道のヒヨドリのパワーは、今のところずいぶん違うという印象です。
ご忠告はしっかりと受け止めておきます(^^;)。
というわけで、今のうちは笑ってながめていますが、そのうちにお引取りを願うということになるのかもしれません。いずれにしても本州のヒヨドリと北海道のヒヨドリのパワーは、今のところずいぶん違うという印象です。
ご忠告はしっかりと受け止めておきます(^^;)。
by STOCHINAI
| 2015-04-05 22:58
| 札幌・北海道
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Comments(2)