2015年 04月 24日
前線通過(函館のレーダーサイト発見)

そう言えば朝から北海道の西の会場に細長い雲の帯がかかっていたので、それがやってきたのかもしれません。ということで雨雲レーダーを見てみました。

やはりそうでした。帯のまま平行移動して北海道へかかってきていました。
1時間ほどで抜けていきました。

ぴたりと同調して、西の空の雲が割れ始めましたので、さすがに科学の力はすごいものです。

ところで前から気になっていたのですが、一番上のレーダー図ではっきりとわかるように、渡島半島の駒ケ岳ふきんから北西方向にレーダーに映らない部分が帯のように抜けることがよくあります。
12時45分にそのあたりを拡大してキャプチャーしたのがこちらです。

これを見ると駒ケ岳よりは南東にレーダーサイトがあることが推察されます。ますます気になったので調べてみました。まずは気象庁の気象レーダーのページです。

なるほど北海道には3つのレーダーがあるのですね。もちろん、函館付近では「北海道亀田郡(横津岳)」ということになります。
Googleマップでみると横津岳山頂には航空レーダーもあるようですが、それが雨雲レーダーとしても使われているのか、それとも別にあるのかちょっと気になります。こちらに函館レーダー(横津岳気象レーダー観測所)の外観がわかる写真がありますので、これをもとにGoogleアースで探してみました。
山頂のレーダーはこちらです。

建物の上にすぐレーダーのドームがあるので、ちょっと違うような気がします。付近をちょっと探してみると、まさにドンピシャの形をしたもう一つのレーダーが見つかりました。

影の形から見て、ほぼ間違いないと思います。この2つのレーダーが入った画像がこちらです。

左上が山頂の航空レーダー、右下が気象レーダーです。気象レーダーの位置と、レーダー像で雲が欠けて見えるところが直線になっていないのは、レーダー像を獲得するときの時間差が反映されているのかもしれませんが、このズレがあるところがまたなんとも「味がある」と思いました。
というわけで、デスクトップでちょっとした山歩きまでできた昼休みになりました(笑)。
by STOCHINAI
| 2015-04-24 19:39
| 札幌・北海道
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