2015年 05月 16日
実がなくても繁殖力の強いヤマブキ
数年前から庭の石油タンクの脇に山吹の花が見られるようになりました。一昨年に初めて見たような気がしますが、昨年は10輪ほどが咲きました。今年の春は大量の花が咲いています。






八重咲きのヤマブキです。

もちろん私が植えたものではありませんので、もともとここに株が生き延びていたものだと思います。
というのは、例の「太田道灌伝説」にあるように八重咲きのヤマブキは実ができませんので、種で増えることはないので、こぼれ種がどこからか飛んでくるということが期待できないものだからです。
ここへ引っ越してきてから15年位になりますが、最初の10年は花を見せずに雌伏していて最近になって咲き始めたというのも不思議な気がしますが、場所が場所だけに花ゲリラの方が植えていったということも考えにくいので、勝手にそのように解釈しています。
こちらは、この春初めて咲いた宿根アマの花です。

これも、先日ご紹介したオオウバユリと同じように、塀と歩道のアスファルトの間に勝手に生えてきたものですが、これはこぼれ種からの実生だと思います。とはいえ、昨年から生えていたものが雑草として抜き取られることなく生き延びたからこそ花をつけることができたもので、昨年は花も付けずに生えていた草を「見て見ぬふりをして」くれた周辺の方々の協力があってこその開花でした。
そういえば、件のオオウバユリですが数日前から茎を伸ばし始めています。(これは木曜日に撮った写真)

ということは、この株は今年花を咲かせるということなのでしょうか(同時にそれは、この株の死を意味することになるらしいのですが)。
どの植物の生育にも物語がいっぱいです。
最後に一枚おまけです。我が家の近くで見かけたコマーシャル写真のようなちょっと不思議な情景です。

一瞬、夢を見ているような気分になりました。
by STOCHINAI
| 2015-05-16 22:00
| 趣味
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