5号館を出て

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土曜日の庭

 ダッチアイリスが今年も見事に見頃になりました。

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 一時は、裏の砂利の中で花が2つ3つくらいになるまで衰退した株ですが、日当たりの良い肥えた畑に場所を移してから、年々勢いを増してきて美しく咲き誇り、頼もしいかぎりです。

 今日もどんよりとして時折霧雨が落ちてくる一日でしたが、毎年気になっていながら、結局手を付けずにいた「球根の掘り上げ」をやりました。とはいっても、一部のものだけです。

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 左の皿にはヒヤシンス、右の皿の左半分はクロッカス、右半分は原種チューリップが並んでいます。これを秋まで乾燥させてまた埋め戻さなくてはならないので、ついつい埋めっぱなしで何年も、ということになっていたのですが、やってよかったと思うくらい地下ではカオス状態になっていました(笑)。

 こちらは、我が家お得意の「生ごみガーデニング」でコンポストから回収した芽生えです。

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 ジャガイモでしょうか。そうだったら、鉢から広い畑に移植しなければかわいそうですね。

 こちらは門前のアスファルトから出てきたオオウバユリ。花芽もかなり上がってきました。

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 また、これがオオウバユリの特徴なのだそうですが、花がグングン上がってくるにつれて、葉が急速に枯れてきています。花が咲く頃には葉がなくなっていることから「歯がない」姥(うば)のようなユリだということでウバユリと名付けられたのだそうです。

 今日、この葉を見ていて違う説を思いつきました。

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 この葉の枯れ方が、老婆にできるシミ(老人斑)に似ていることからそう呼ばれるようになったのではないかと、はたと思ったのです(笑)。

 まあ、「歯がない」でも「シミ」でも失礼な話です。名前はともかく、オオウバユリの花は大味ではありますが、香りはえも言われぬ素晴らしいものだということなので、今から楽しみにしていて、アスファルトの下で水不足にならないよう、毎朝小さな根元に隙間に水をかけてやっている日々なのでした。






by STOCHINAI | 2015-06-27 23:03 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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