5号館を出て

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動物学会最終日

 ほとんど海と変わらない広い河口のそばに建っている会場である「朱鷺メッセ」で開かれてきた動物学会ですが、いよいよ最終日を迎えました。個人的にはいろいろとやらなければならないこともだいたい終わったので、昼休みはのんびりと川というか海というか境目の曖昧な水辺に出て時間をつぶしておりました。

 最初に目についたのは船をつないでいるともづなに生えた植物です。

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 水分は十分なのでしょうが塩分濃度もかなり強いと思われるところにある綱の上に、明らかに陸上植物と思われるものが繁茂しています。

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 遠くを見やると大きな船の船首が開いていて、荷物の積み下ろし中のようです。向こうからは大きな貨物船も近づいてきています。

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 気が付いてみると目の前を観光遊覧船が通りすぎて行きました。

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 船名はANASTASIAのようです。しばらくすると同じものかと思われるよく似た船が着岸しましたが、こちらの名前はBEATRICEでした。

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 調べてみるとどちらも「信濃川ウォーターシャトル」というところが出している観光遊覧船で、パーティやウェディングもできる仕様のようです。

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 学会の最後は市民や高校生に公開された講演会。私達専門家にとっても専門外の話を楽しめる楽しい企画でした。

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 すべての行事が終わり、宿舎まで帰る途中で出会った不思議な建造物。

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 台湾のアーティスト王文志さん作品「新潟の夢」だということがわかりました。遠くから見ると、建物にぶら下がっているものが「お札」か七夕飾りの「短冊」のように見えたのですが、地近づいてみるとカキ殻だとわかりました。

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 さすが、「芸術作品」だとは思いましたが、よく見るとカキ殻には七夕飾りの短冊のようにいろんなことが書き込まれていました。

 新潟の信濃川周辺は芸術作品の展示地域でもあるのですね。よく似合うと思いました。






by STOCHINAI | 2015-09-19 22:59 | 生物学 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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