あられ、みぞれ、雨の初雪

　強い風とともに激しいあられが屋根にたたきつけられる音で夜中に何度か目を覚ました記憶が残っていました。７時頃にやはりその音で起き上がり、寝ぼけた目で窓の外を見た時に、隣家の屋根に白い点が見えました。

　窓は雨であるいはとけた雪で濡れているので、一部しかはっきりとは見えませんが、明らかに空から落ちてきた結晶化した水が確認できました。

　あられはすぐにとけてしまって「積雪」にはならないのですが、今日は何度も何度も激しいあられが繰り返されました。

　これは午前中の何度目かのあられ。きれいに見えたので記録しておきました。

　さすがに明るい時間には真っ白になるということはなかったのですが、ニュースによると夜中には札幌の中央部が一時的に銀世界になったようです。

　初雪という雰囲気ではないあられの嵐ですが、記録的には初雪となるのだそうです。

　あられということは、気温がいまいち低くなりきっていないということだと思いますが、北海道にはシベリアからの寒気が吹き込み、典型的な冬の雪雲が札幌を覆っています。

　真冬の時期なら大雪になる気象条件ですが、幸いなことに今の時期は降ってもすべてがたちどころにとけてくれるので積もりません。

　ちょっと余裕であられを愛でてみたりしています。

　近くにあるイチイ（北海道ではオンコ）の実と比べるとあられの大きさがおわかりになると思いますが、けっこう大きい粒が降っています。

　隣では、赤いニシキギの落ち葉と黄色いフジの落ち葉の上であられの粒の風流な美しさを感じるのは、この時期ならではです。

　明日は朝早い日なので、明日の朝までには雪は止むという予報に期待しています。