2015年 12月 05日
嵐にならない札幌
「北海道の日本海側では朝までに50センチの積雪があるでしょう」と言われていたので、おそるおそるカーテンを開けてみると、意外なほど少しの雪しかなくて、ちょっと肩透かしを食わされた感じの朝でした。確かに「道内」に、そのくらいの積雪があったところはあり、さらに強風が吹き荒れたところもあったようですが、北海道はとても広いのでたとえ「北海道の日本海側では」といってもひとつの予報ですむはずもなく、さらには「北海道では」と言われてもところによってまったく異なる天候になることのほうが普通ですので、こうした言い方はそろそろ止めにしてはどうでしょう。同じように北日本とか東日本とかもわかりにくい表現です。








最初の「カーテンを開けた」ところまで戻ってみると、久しぶりに見た寝室の窓際のコケが元気そうでした。

同じコケでも、かなり寒い玄関の風除室内のものはちょっと違った雰囲気です。

色といい艶といい、なんとなく冬眠態勢にはいっているように見えますし、中央部付近には胞子嚢も立ち上がってきているのもまた秋から冬のコケの姿なのかもしれません。
コケの隣ではサザンカの花が咲いています。

一歩外へ出てみると、少ないとは言え雪の朝です。

レンガは暖かいのでしょうか。レンガ本体の雪は解けて、目地のところをなぞるように雪が残っています。
枯葉や枯れない葉の上にうっすらと雪。

夜になるともう少しまじめに雪が降ってきました。

湿った雪なので、樹の枝にまとわりついて雪化粧となります。

このくらいの雪なら、積もっても「風流」と余裕をもって眺めていられます。

雲の動きが早いので、雪が長い時間降り続けそうな気がしない札幌の空です。
by STOCHINAI
| 2015-12-05 22:21
| 札幌・北海道
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