2015年 12月 09日
冷え込んだ大雪(たいせつ)に「くらしのこよみ」英語版が出る
今朝はかなり冷え込みました。朝起きた時に窓の外の温度を見て、ちょっと目を疑いました。
今朝の札幌の公式最低気温はマイナス3.3℃でした。我が家の当たりはそれより1-2℃低いのは普通なのですが、これはちょっと下がりすぎてます(寒!)。室温もこの冬一番の冷え方ですが、外の低温を20℃以上も防いでくれるのはありがたいことです。
Facebookを見ていてGood Newsに出会いました。
私のイチオシ愛読iPadアプリである「くらしのこよみ」に英語版が誕生したのです。解説に泣かせる一文があります。
「英語版は世界の人々に向けてと言うよりも、
実は日本人にこそ体験して欲しい!と思います。
・・・・・
あなたも、ちょっと外国に詳しいよりも、日本の旬を英語で言える日本人になってみませんか?」
そうなんです。国際化でもっとも大事なのは外国のことを知ることよりも、日本のことを英語で説明することなのです。国際会議などで外国の人と話をしていて、我々がもっとも弱いところのひとつがここだとしみじみと思わされるケースがどんなに多かったことか。
もちろん、我々大多数の日本人が日本の文化や歴史に弱いのは初等・中等教育でしっかりと教えられてこなかったことも大きいのでしょうが、我々が日本古来の野菜だと信じて疑わない「大根」ひとつとっても、実はそれが古代エジプトから伝えられてきたもので、外国では色が着いているものそれも赤い色が普通なのでred赤と同じ語源からradish大根という名前になったという欧米からの渡来文化などについても日本の初等・中等教育では普通に教えられてはいないような気がします。
この日本語版「くらしのこよみ」を英語版「72 seasons」(二十四節気x4で七十二候のこと)と並べて読むと我々すらあまり知らなかった古くからの季節の移り変わりを英語で理解することができます(そのうち、英語で説明できるようになるかもしれません^^)。タブレット版はもちろん日本語版と同様、無料でダウンロードできます。
まだ、日本語版を英語に流し込んでいるレベルなので、あちこちで絵や字がゆがんだりしていますが、そのうちにだんだんと洗練されてくるでしょう。
こちらが大根の説明です。まずは日本語版。
そして英語版です。
大根の絵が縦に収縮したところと、伸びてしまったところがありますが、説明を日本語と並べて読むと英語の勉強にもなります。
英訳の俳句も味わえます。
英語版のデザインなどにはひとまず目をつぶって、「きせつのこよみ」日本版を見せながら外国の方に英語で解説してあげたら、外国人だけでなく日本人からも尊敬の眼差しを受けること間違いなしです(笑)。
さて、朝が冷え込んだのは「放射冷却」のせいだったらしく、午前中は良い天気で気温がぐんぐん上がり昼にはプラス7.4℃にまでなりました。日の当たるところでは15℃くらいにもなっていたようで、雪もかなり解けました。
空気も澄んで、山もよく見えました。
カメラが変わったせいが大きいですが、今まで見えなかったいろいろなものが見えるようになってきました。
残念ながら、今夜から明日にかけて中国から大規模な大気汚染を引き起こしているPM2.5が北海道を襲うという予報が出ていますので、明日は呼吸すらも苦しくなるのかもしれません。
どんどん地球が狭く感じられる国際化時代です。
by STOCHINAI
| 2015-12-09 19:29
| その他
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