5号館を出て

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就活生の意識が変われば企業も変わる

 ちょっと前の話になりますが、先々週の土曜日の朝日新聞の「声」欄になかなかいい意見が載っていたので、写真を撮っておきました。

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 多くの大学生が企業や大学などのセットしたスケジュールに乗っかって就活をしているために、外から見ていると結果的には学生が振り回されているように見えるのですが、それはおそらく優秀な社員を採用したいと思っている企業としても、また気に入った企業に就職したいと思っている学生にも不本意なことなのではないでしょうか。

 そもそも、新卒一括採用という、日本の産業が成長期にあって毎年のように給料も上がり続けるような時期にはうまく動いていたかもしれない採用方式が、バブルの崩壊後、日本の代表的と言われる企業が次々とダメになっていくような今の時期にもダラダラと続けられていて、うまくいくわけはないと言えないでしょうか。

 それは企業もよく知っているはずで、実は多くの企業が今より自分の会社とマッチした人材を採りたいと思っているはずなのに、いまだに横並びの新卒一括採用が続けられていることの意味はまったく理解不能です。

 日本全体の経済が沈みかけているこの時期に、「政府や財界」の言いなりに横並びで人材採用をしていていいはずがないことは、企業の方でもよく理解しているはずだと思います。そのためか、今年度は8月まで遅らされた「採用試験解禁時期」を無視して多くの中小企業が早めに採用活動を開始していたことで全体が混乱したと言われています。今年の混乱を受けて、どういう根拠があるのかわかりませんが、来年は開始時期を6月にするといっています。しかし、今年いろいろ学んださらに多くの企業が裏をかく活動方式をとることも十分予測されます。

 もうそろそろこんなガラバゴス就職活動(新卒一括採用)はやめる時期が来ているのだと思います。

 上の投書を書いたような立派な学生ならば、採用したいという企業はたくさんあると思います。今の時代、多くの企業が欲しいのは言いなりに動く主体性のない優等生ではなく、ほんとうに会社の発展に貢献してくれるような主体性を持った人材であり、それが新卒であろうが、過年度卒であろうが、場合によっては大卒でなくても構わないというのが本音のはずです。

 そこで、多くの学生が外から設定された就活スケジュールではなく、主体的に会社選びをして自分の人生スケジュールに合わせて就活(売り込み)を始めるようになったら、今のように「来年の就活解禁は*月です」などという協定にはなんの意味もなくなることになるはずです。ある意味、今のような誰もが一斉に右ならえの活動をしているような時代に、上の投書主のような人が飛び込んできてくれたら、会社のほうでも「より本気で」対応してくれるのではないでしょうか。そういう意味では「チャンス」かもしれません。

 右ならえの就職活動は選ぶ方も本気度が薄れて機械的になっているような気もしますし、選ばれる方も「数撃ちゃ当たる」みたいなことが横行して多くのミスマッチを生む原因にもなっているのではないでしょうか。新入社員の多くが3年以内に辞めるなどいう効率の悪い人事を辞めるためにも、学生のひとりひとりが主体的に動き出すことを期待したいと思います。


 さて、話は変わって札幌の天候は相変わらず不安定です。去年は(平年も)そろそろ雪が右肩上がりで増え始めている時期なのですが、今年は降った雪が完全に解けることを繰り返しています。

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 赤い線は今朝9時までの雪の様子(青が昨年度、緑が平均値)ですので、今日は9時以降もプラスの気温が続いたためおそらくさらに数センチ解けていると思います。明日・明後日・明々後日も最高気温が3℃、4℃、7℃となることが予報されていますので、またまた積雪ゼロになる可能性が高そうです。

 というわけで、今年はクリスマスイブがホワイトではなくなる可能性も出てきた札幌なのでした。






by STOCHINAI | 2015-12-21 19:04 | 大学・高等教育 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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