学生のいない仕事納め

　寒いは寒いのですが、どうやら寒さの底はとりあえず脱しつつあるようです。現時点までで本日の最高気温はマイナス3.8℃。昨日より１℃高くなりホッとしています。札幌は大雪からは免れているようで、寒くても自転車で走るには問題ない路面状態です。現時点までの最低気温は今朝8時前のマイナス6.3℃です。この後、それよりは下がらないとは言い切れませんが、まずまず昨日よりは暖かい1日になったようです。

　月曜日ですが、暮れの28日で今日が今年の仕事納めの日になります。卒業を控えた4年生と修士の2年生は年末進行で社会のカレンダーや時計とは関係のないスケジュールで動いているのか、今日は姿が見えません。というわけで、私一人で仕事納めをしております（笑）。

　学生がいると嫌がられるラボの写真を撮るチャンスでもありますので、久しぶりにあちこちスナップしています。

　懐かしい人には懐かしいだろうと思われるベンチ。

　TaKaRaのサイクラー。よく見ると文字盤に飼育室扉のカエルの写真も映っています。

　その後ろにある小型のディープ・フリーザー。ちょっと温度が高めですが、このくらいなら大丈夫でしょう。

　こちらは組織学の領域。

　長年働いてくれているミクロトーム。

　先日、図書登録しなおした書籍。希少本もあるかも？

　飼育室は室温が約25℃、水温が約23℃に保たれています。

　ヤマトヒメミミズは快調に育っています。

　そして、暖かいのに「冬眠」に入っている体長20センチくらいのミシシッピアカミミガメ（3センチほどのミドリガメから育ちました）。

　海水水槽の中ではイトマキヒトデが濾過器に抱きついていました。

　右手のように見える腕の先が見事に「再生」しているのが色の違いでおわかりになりと思いますが、もう切ってから1年以上たつはずなので、再生といっても恐ろしく時間がかかります（笑）。

　人がいなくなった実験室でも生き物達は淡々と生き続けて年を越すのでした。