5号館を出て

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真冬日に訪れた小さな春

 日本全土を記録的な寒波が襲っているのですから、北国の札幌も寒くないはずはありません。今日は最高気温がマイナス3℃(最低はマイナス9℃)という正真正銘の「真冬日」でした。

 ところが各地からとどく大雪のニュースとは裏腹に、ここ札幌では本日雪が降る気配すら感じれらない上天気になりました。

 ウッドデッキの手すりの上に積もった雪が氷になっていたところに強い日差しがあたり、解けるだけではなく湯気を出しながら蒸発しています。

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 一時間後にはすっかり解けて水から湯気だけが立ち上っていました。

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 もちろん真冬日ですから気温は低いのですが、風もまったく吹いておらず、外に出て日差しを浴びていると、日光を受けている場所は「熱い」と感じられるほどの熱を感じます。マイナス4-5℃の屋外でもカーディガンだけで十分に暖かく、手袋もいらない状況でした。

 このくらいの温度だとよく締まった圧雪状態となり、道路は非常に良いコンディションの路面になります。

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 暖かいのでガレージに登ってみました。明るい冬らしい景色だと思います。

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 家の壁には暖かい日差しを浴びてフジの種がゆらゆらとぶら下がっていて、とてものどかです。

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 ミニミニですけれども例のオオウバユリの根元では、茎のまわりの雪が解ける春の象徴の「根開き」もできていました。

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 茎の先端にあった実はだらしなく開ききって、さすがに中の種はすべて飛び散って無くなっていました。

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 あちこちにある氷もどんどん解けて、意外な形のオブジェが削りだされて驚かされることも珍しくありません。

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 寒いけど暖かい、おかしな小春でした。

 世界各地で異常気象とも思える雪の被害にあわれている方々には心から同情申し上げるものですが、今日の札幌はそういう状況を想像することも難しいほどの脳天気な天気でありました。







by STOCHINAI | 2016-01-24 20:37 | 札幌・北海道 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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