2016年 04月 01日
今日はもう「他人」
私が指導した最後の学生2人に手伝ってもらい、昨日の夜中まで「最後の片付け」をやり、「後は研究テーマに関係なく使えるものくらいしか残ってないよね」と勝手に納得してラボを閉鎖しました。






15年ほど前ここに移ってきた直後に、当時我々が書いていたブルーバックスの編集をされていたNさんにいただいた観葉植物の鉢を、昨夜は他の荷物が多すぎてどうしても持って帰ることができず、エレベーター前のホールの窓に残して撤収してしまったので、それを回収するためだけに今日はそっと大学を訪れたのでした。
たった1日の違いですが、もうここは私の居場所ではないということを実感するとともに、ある意味非常に冷静に「外の人間として」この大学を見ることができるようになっている自分を見つけました。
というわけで、大学構内に入ってまず訪れたのは子どもたちの遊ぶ中央ローンでした。

雪が残っていますが、あと数日あるかないかというわずかなものです。
日差しが強いと少し汗ばむくらいの感覚はありましたが、それでもこの頃の時間帯に記録された最高気温は12.8℃です。さすがに水遊びはないだろうと思っていたら、目の前にいた小学生たちがいきなり裸足になって水に飛び込み始めました。

ファースト・ペンギンはここでもやはり女の子でした。ふたりの男の子たちもそれに続きます。

気温が13℃だとしても、水道水を供給されているこのサクシュコトニ川の水温はおそらく10℃かそんなものでしょう。バシャバシャと遊んでいたのもつかの間、耐えられずに飛び出してきました。

向こうで見ていた小さな男の子は最初は自分も入りたそうでしたが、「入らなくてよかったなあ」という顔をしておりました(笑)。
こちらはクラーク先生の像の裏側の付近です。

雪も残っていますが、芝生に座りたくなるほどのうららかさです。
そして、中央ローンで最後の最後まで雪の残る図書館前の風景がこちら。

北大の冬も終わりましたね。これからは、入学や進学の話題もニュースとしてだけ聞くことになります。
by STOCHINAI
| 2016-04-01 22:27
| 大学・高等教育
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