台風とプロ野球と高校野球

　このところしょっちゅう大雨が降っていますが、その理由がなんなのかよくわからないまま過ごしていたのですが、どうやら17日の台風7号に続いて、今日は11号が北海道に上陸するところのようです。

　北海道のそばにある渦が台風11号で、関東の南にあるのが9号、そしてその西側にあるちょっと大きめのものが10号だそうです。結局、最後に生まれた11号が今夜北海道に上陸して、9号は明朝関東のあたりに上陸、そして10号はこの2つとはまったく異なる進路をとって南西方向に向かうらしいです。この台風出現のラッシュも珍しいですが、それぞれが勝手な行動をとっているのもまた珍しいのではないかと思います。

　とりあえず現在北海道を襲おうとしているのは11号です。

　現在は襟裳岬の近くに台風（の目）があるようなのですが、強い雨を降らせる雲の領域は台風の東側の海上にあります。ニュースなどで報道されているように北海道では朝から強い雨が降り続けている地域が多く、その雨は台風にも刺激されているかもしれませんが、いちおう台風とは独立した前線の活動によるもののようです。

　札幌付近はそれほどでもありませんが、道央から道東にかけては異常なほど雨が降っており、あちこちの河川が氾濫して住民の皆さんに避難勧告や避難指示が出されているところもあり、大変な状況になっているようです。と、他人事のように言うのは、テレビで北海道が大変な状態になっていると放送していても、札幌の天候は風もなく雨も時折降るもののたいしたことがないので、まったく自分の住んでいる地域が襲われているという感覚を持てないためです。

　いまさらながら、北海道が広いことと、テレビで「北海道が・・・」とひとくくりで報道することの無理さ加減を再確認させられておりました。

　そして午後2時からは札幌ドームでパ・リーグ1位・2位の福岡ソフトバンク・ホークス対北海道日本ハム・ファイターズ戦が行われて放送され、甲子園では栃木の作新学院と南北海道の北海高校の夏の高校野球決勝戦が行われて放送されておりました。

　いずれも札幌に関係の深いチームということもあり、野球には疎いはずの私もテレビやラジオ、ネットを駆使して同時視聴をしておりました。

　日本ハムは3連戦に2回負け続けてきたところでしたが、ようやく3日目に1勝できて、ソフトバンクのマジック点灯をまたもや阻止することができて、北海道のファンを喜ばせてくれました。今日で1.5ゲーム差で2位になっているはずです。このゲーム差に関しては一昨日の朝の時点で非常におもしろい現象が起きて、日本ハムが－0.5ゲーム差で2位になっていました。どうしてそうなるかは、その日の朝日新聞の朝刊のスポーツ欄に出ていました。

　というわけで、2位なのに1位にゲ－ム差で勝っていたのですが、そのあと2連敗したのでこのおもしろい現象はたった1日しか有効ではなかったというわけです。それでもここに残しておくことの「歴史的意味」はありそうなのであえて古いニュースを貼っておくことにします。

　さて高校野球はピッチャーの層の厚さで北海が負けてしまったような気がするのですが、これまで4試合をひとりで完投してここまできた北海のピッチャーの大西君はほんとうにお疲れさまでした。

　というわけで、台風の運んできた熱気と湿度の立ち込めた札幌ではありましたが、この夏はJ2のコンサドーレ札幌の安定的首位という活躍もあり、スポーツ都市札幌の熱い日曜日となっています。残念ながら、コンサドーレは今夜の京都でのサンガとの試合に引き分けてしまいましたが、負けないところはさすが今年のコンサドーレです。

　と、スポーツ音痴の私にこれだけいろいろ書かせてくれるのは地元チームのありがたさですね（笑）。