2016年 09月 17日
シルバー・ウィークなのか?
明け方の最低気温が16.2℃。さすがに布団をけとばしていると寒さで目をさます時期になりました。






それでも朝、窓のカーテンを開けると満開のムクゲが挨拶をしてくれます。

虫はだんだんと少なくなってきていますが、今朝もマルハナバチが花粉まみれになって働いています。

セイヨウオオマルハナバチですが、「頑張ってるね」と声をかけたくなるくらいの働きっぷりです。
前から気になっていたのですが、この時期に花を着けるオオケタデの柔軟性はすごいと思います。普通は1メートルから1メートル50センチくらいの高さに成長して、枝分かれした咲きに数百の花を着けます。

ところが、数十センチくらいにしか成長できなくても、ほぼ確実に花を着けるのがこの種の特徴だと感じています。小さい個体では100以下で数10くらいの花数のことは珍しくないのですが、今日は恐ろしく小さな個体が花を着けているのを発見しました。

背の高さが10数センチ、葉の数も3-4枚しかありません。あまりにも小さいことにびっくりしたので、全体を見たくなり抜いてしまいました。

地面を水平にはっていた茎が途中で立ち上がって花をつけたということがわかりました。こんな成長不全の個体でも花を咲かせ、種を残そうとする「執念」のようなものを感じさせられる姿です。
季節が過ぎてしまうと死んでしまう植物の中には、その時期にどのくらい成長していたかに関係なく枯れる前に花を咲かせ種を残すしくみを持っているものがあります。このオオケタデはそのしくみが特にしっかりしているらしく、あちこちにあるまったく大きさの異なる個体のすべてが真っ赤な花を咲かせているのが印象に残ります。このくらいの「根性」があれば、確実に来年に子孫を残せますね。
3枚上の写真のオオケタデの花の後ろには先日ご紹介した数珠玉の花が開いていました。

予想通り地味な花でしたが、これから続々と咲いてくれることでしょう。
テレビではシルバーウィークがどうのこうのと言っていますが、フリーターの身としてはそれがピンと来ないことが逆に新鮮です。
by STOCHINAI
| 2016-09-17 21:44
| 札幌・北海道
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