夕日の影絵

　最低気温こそ15.2℃と比較的「暖かめ」ではありましたが、最高気温も17.8℃とうっかり外に出ると「寒っ！」と声が出てしまいます。おまけに朝から一日中しとしとと雨が降っていました。雨のまま暗くなるのかと思っていたのですが5時過ぎに急に空が明るくなって雨が上がりました。

　明るくなっただけではなく、オレンジ色に空が染まっています。その空の中で不思議な影絵を見ることになります。

　これだけを見てもなんだかわかる方は少ないと思います。

　ちょっと引いて全体像を見てみます。

　右側に駐車した高所作業用クレーン車から左側斜め上に伸びた作業台から二人の作業員が垂直の柱にしがみついて作業中というところでした。

　反対側から見たものがこの写真ですが、数日前からわが家の近くにある携帯電話用アンテナのパワーアップ工事をしているところです。垂直の柱を少し高いものに置き換えるとともに、アンテナを強力なものにしているようです。

　柱の交換は一昨日一日で終わりましたが、その後は電源工事などとともに最上部のアンテナの取り付けなどがあり、そちらはかなり時間がかかりそうな手作業のようで今日中には終わらなさそうでした。

　その作業を行っているちょっと向こうの電線には今日もまたたくさんのムクドリが集まっていました。

　このままここで冬を越そうというのでしょうか。

　よく見ると、一羽一羽は勝手なことをやっているのですが、飛んだり止まったりというときに限って一斉に行動しているようです。どうやら友好的な雰囲気で調和の取れた協調的な行動をしているというよりは、驚いたり逃げたりという行動を一部のトリが取るとまわりも一緒に追随するということらしいと感じられます。

　夕焼けだったので明日は晴れるのでしょうか。この時期、晴れるということは明け方に冷え込むということでもあり、痛し痒しです。